2008年4月のエントリー 一覧

真鶴
『真鶴』川上弘美
かなり評判がよかったので期待していたのだけど...。
相変わらずもやもやっと語られることが時に鋭い切り口を見せて、こちらに迫ってくるという作風なのだが、従来の作品に比べ柔らかい表現が押さえられている分、ごつごつした印象が強めに残る。
それを凄味とみる向きには、傑作かもしれない。
僕は今回はあまりはまれなかったなあ。

ギリシア悲劇―人間の深奥を見る (中公新書 1933)
『ギリシア悲劇―人間の深奥を見る』丹下和彦(中公新書)
固有名詞のみ目にする機会が多いが、内容そのものにはあまり馴染みのないギリシア悲劇に関してちょろちょろっと知識を入れておこうと軽い気持ちで手にとったのだが、あてが外れた。
33編現存するという悲劇の中から11編を選んで詳細に解説されているのだが、どちらかというと解釈の領域の話がほとんどなので、基礎知識めいた話はあまり出てこない。
たとえば「機械仕掛けの神」なんてタームに関しても特に説明のないまま使われているという具合である。
というわけで、僕のような初心者向けの書ではないのだが、決して難しいわけでもないので、ギリシア悲劇の研究者はああこのようなことをされているのだなあ、ということはよくわかった、という感じである。

さて、芸人編ではまだナベアツとエドはるみのことしか書いていないのだが、ちょっとここでいったん番組状況の方に目を向けよう。

『M-1グランプリ』や『エンタの神様』をきっかけとするネタ番組ブームとくりぃむやさまぁーず等の中堅芸人のブレイクが結びついた2003年ぐらいからの今回のお笑いブームは、いつか終わる終わると言われながらも、その陣容を少しずつ変えつつも現在まで衰えることなく続いていると言っていいだろう。
そんな中、昨年2月ひょんなことから(番組打ち切りとなった『あるある大辞典』のピンチヒッターとして)登場した『爆笑レッドカーペット』が、予想外の人気を得、昨年だけでも何人かの新たなお笑いスターを産み出したわけだが、今春からレギュラー番組として毎週放映されることになった。
この番組のことに関しては初回の時から注目していたのだが、まさかこんな事態になるとは思ってもみなかった(笑。
ピーク自体はちょっと過ぎかけているような印象もあるだけに、レギュラー化を危ぶむ見方も多い。
レギュラー初回はうっかり見逃してしまったのだが、半年間の期間限定を宣言していたということで、番組の鮮度を作り手も見切っているところがあるのだろう。

この番組の成功は、「1分間で笑わせる」というショートネタスタイルが、手軽に楽しめるということで広い層に受け入れられたということなのであろう。
それだけにネタの消費も凄いことになっており、芸人殺しの番組スタイルともいえよう。
ショートスタイルということで、インパクト勝負とも思われがちだが、短い時間の中でもきちんとフリがあってオチがある構成のしっかりした芸が評価されることは変わらないようだ。

一方、実は『レッドカーペット』より先に3年ぐらい前から、「1分間で笑わせる」ことをテーマにした番組が存在しており、それがウンナン司会の特番『イロモネア』である。
この番組は、出場芸人が一発ギャグ・サイレント・モノボケ・ショートコント・モノマネの5つのジャンルでそれぞれ1分間の制限時間内に、会場からランダムに選ばれた5人の審査員を笑わせるというルールで行われる競技スタイルを取っている。

普段のネタとは違うスタイルの一分間という短い時間の中で芸人達が、勝手が違って狼狽えたり、機転を利かせてその場を凌いだりするのが見所の番組の筈だったのであるが、これが、『レッドカーペット』と同じく今春からレギュラー番組となってしまった。
ショートスタイルが普段のネタとなりつつある現状で、この番組の特性がどれだけ活かされるのか、いささか疑問に思っていたのだが、蓋を開けてみると視聴率的にもなかなか好調とのこと。
うーん、みんなそんなに1分間で笑いたいのか。

キリンジ "7"

7-seven-(DVD付)
実はちょっとうっかり彼らの新作から距離を置いてしまっていた。
前作をいまだ聴いていないし、その前のソロ活動作も未チェックである。
ファーストから3ぐらいにかけてのアルバムを繰り返し聴いていた頃に比べると、この5年ぐらいの活動にはちょっと興味を失いかけていたといっていいだろう。

一曲目のホーンが軽快に鳴り響くイントロがゾクッとさせてくれる今作は、そのままの勢いでいっきに聴かせてくれる佳作揃い。
メロディラインの耳に残り度が、初期作ぐらいの吸引力がある。
やっぱひと味違うな、彼らは。
うむ、冷たくしていて済まなんだ。
追っかけ直すとしようか。

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3月25日にオープンした地区最大級というイオン大高
同じ区に住む身としては興味津々ではあったものの、プレオープンからオープンにかけての道路の混み具合が尋常じゃないという情報(同区内で3時間かかったとか)にびびって様子見をしていたのだが、そろそろチャレンジしてみようということになった。

我が家からは建設中の環状線である国道302号が開通すれば、ほぼ一直線で行ける感じなのだが、現状では大高緑地方面から回り込んで行かねばならず、ちょっと行きにくい。
ただ恐れていたよりかはスムーズに到着できた。駐車場に入るまでに少し時間がかかった程度かな。

それでも結構の人出で、部分的には行き違うのも困難なぐらいの感じ。
作りとしては、いつものイオン印であり、ナゴヤドーム前イオンや木曽川キリオぐらいのデカさの印象。
地区最大級というからにはその二つよりも大きいのだろうが、今日少し廻っただけではちょっと全貌がつかみにくい。
ひとつひとつの店舗面積に奥行きがあるような気はした。

昼過ぎに家を出たので、あまり時間はなく、3Fと1Fの一部を廻れたのみで2Fはまったく見ていない。
ぐるっと廻るだけでも相当な時間が必要と思われる。

なんとか本屋だけはチェック。
入っているのは未来屋書店なのであまり期待はしていなかったが、売り場面積が広いのでその分だけの量の本はあったが、やはりそれだけ、という感じ。
巷に流通している本がただ並べてあるだけという店舗構成では萌えませんなあ。
イオン千種や熱田に入っているLibrettoに入って欲しかった。

ま、ちらちら行くことにはなると思うので、またもう少し廻ったら感想を。

最近読んだ本 補遺

このところ読んだ本のうち、まだ取り上げてなかったものから幾つかピックアップして簡単にメモ。

四畳半神話大系 (角川文庫 も 19-1)
『四畳半神話大系』森見登美彦

yom yom 」を久々に買ってつらつら読んでいたのだが、「或る失恋の記録」という一編がなかなか気に入った。(他には、山本文緒の「ネロリ」が良かった。また追っかけよう。)
万城目学『鴨川ホルモー』を読んだときに、森見登美彦の方も読んでおかなきゃと思ってそのままになっていたのだった。
ちょうど角川文庫になってこれが出たところだったので、早速読んでみる。
「yomyom」に載った短編と同じ世界観の話で、京都の大学生活を舞台にしたファンタジー。
今でこそ京都は随分ご無沙汰だが、学生時代はいろいろ縁があって何度も訪れているのでなんだか懐かしい気分に。
高校時代の連れが住んでいたそれこそ四畳半のオンボロな下宿に泊り込んだことも何度かあるし。
ちょっとずつずらした話が4つ繰り返されるわけだが、そうした構成の妙もさることながら、読んでてすんなり馴染む文章であるというのがいいね。


グローリアーナ (創元推理文庫)
『グローリアーナ』マイケル・ムアコック

600頁超の絢爛豪華な文章を長い期間に渡ってちょろちょろ読んでいた。
策謀渦巻く宮廷小説とまとめてしまうには、はみ出す部分が多すぎる小説だが、いまひとつのれなかったのはあまりに細切れに読みすぎたせいか。
その割に振り返ると結構好きな話だったり。


ゴッドスター
『ゴッドスター』古川日出男

いまだ代表作を読んでいない気がする古川日出男。
緊密な文体で突っ走ってるってことなんだろうけど、「どうだすごいだろ」って自分で酔いしれているような作家性がちらついてどうにも入り込めない。
物語の中に〈私〉は見えないのだが、文体に〈私〉というか自意識が濃密に散りばめられているような気がして、息苦しいのだ。
まあ、『ハル、ハル、ハル』も図書館で見つけたら読もうと思ってるのだけどね。
『アラビアの夜の種族』も読まなきゃと思いつつ手を出せないでいる。


パパは神様じゃない
『パパは神様じゃない』小林信彦

小林信彦読み残し救済シリーズ。
育児エッセイという触れ込みだったので、若い頃の自分にはあまり関係ないやと読まずにいたのだが、読んでみると育児エッセイとは名ばかりのいつもの小林エッセイであった。
生まれたばかりの次女の育児ネタを枕にして、やっぱり好きな映画や移り行く東京の話とかを滔々と語っているのである。

ちなみにこれは初めてヤフオクで買った本である。
ヤフオク自体今更ながら初めてなんだけども。
当然ここら辺の角川の小林信彦ものはすべて絶版で、最近はあまり古本屋でも見かけなくなったので、ちょうど安く出品されていたものをゲット。
でもやっぱめんどくさいね。慣れればそんなこともないのかな。

記録のために2008年4月時点でのお笑い状況を書いておこう。

まず、今現在売れている芸人。
ダントツは、エドはるみ世界のナベアツ、この二人であろう。
この改変期、特番も多かったが、レギュラープログラムへの出演も含め、この二人を見ない日はない。
というより、もはや、チャンネル変えればどちらかが出ている状況である。
ある意味スポットで使いやすいタイプなので(本来はどうか、というのは別にして)、ショートリリーフ的に使いやすいということもあるのだろう。
まさに現在のショートネタブームから産まれたスターといえよう。

エドはるみは『エンタ』に木村陽子名義で出ていた頃はそんなに強烈な印象はなかったが、昨年夏の日テレ24時間テレビの深夜枠(小島よしおがヘタこいたコーナー)に、ほぼ現在のネタ・スタイルで登場。
そのインパクトと物珍しさで、MCの爆問はじめ雛壇芸人達の注目をかっさらった。
そして年明け、いまやその年売れる芸人の登竜門ともいえる、『さんまのまんま』正月特番の「今田耕司のイチオシ芸人」と『ガキの使い』の「大新年会」の両方に登場。
さらに2月の『レッドカーペット』3時間SPでレッドカーペット賞を取り、一気にブレイクという感じか。
ヨシモトもいっきに売り攻勢をかけているようで、夜のバラエティのみならず昼のワイドショーとかにも密着とかで出倒してるらしく、4月に入っての露出はとにかくすさまじい。

正直言って、遅すぎるデビューの僕と同い歳である彼女のあの芸風には、当初ちょっと斜めに見ざるを得ない部分があったが、今は慣れたせいもあってか(笑)、けっこう好んで見ている。
特に年明けの『イロモネア』のバージョン違いである『ゴールドラッシュ2008』での快進撃が気持ちよかった。

世界のナベアツは、昨年10月に始まった『あらびき団』にてTV露出が始まった。
例の「3の倍数」ネタのインパクトが強く、じわじわと評判を呼んだところで、12月の『レッドカーペット』に出演して一際注目を浴びた。
年末年始にかけて、この機に乗じてというつもりだったのか、山下とともにジャリズムとしてナベアツのネタをやる試みが何本か見られたが、まったく山下が必要のない構成であるのがかえって笑えたものの、世間的にはやはりジャリズム時代をまったく切り離した受け入れられ方をしているようで、このところはもっぱらピンでの露出だ。
正月ぐらいの時点である番組で「今、一番《売れかけている》芸人です。」と自己紹介していたが、もはや《売れた》といって間違いないだろう。
と思ったらついさっきやっていた『理由ある太郎』に出ていて、やはり「芸能界で一番売れかけている男です」と言っていた(笑)。

当初は例の「3の倍数」を絶対間違えずにやっていて感心したものだが、ここにきて細かなバリエーション違いを各番組で振られてあっさり間違えるケース(『ナイナイサイズ』等)が散見される。
疲れているという見方もできるが、そろそろ飽きられつつあることも充分自覚している筈なので、ネタを壊しにかかってきたかなあ、という風にも感じる。
どこまで引っ張るかが非常に難しいだろうと思うし、その分こちらにとっては見所でもあるのだが、才能も経験もある人なので期待していようと思う。

二人のことだけで長くなってしまった。後は次回。

笑いの現場―ひょうきん族前夜からM-1まで (角川SSC新書 27)
『笑いの現場 ひょうきん族前夜からM-1まで』ラサール石井(角川SSC新書)

出ていたのは知っていたが、うっかり買い逃していた。
かなり以前、同じ著者の笑いに関する著書を2冊ほど読んで、お笑いに対する情熱と批評性を持った内容に感心していたので楽しみにしていたのだ。
買ってみてわかったのは、そのうちの一冊『笑うとは何事だ!―ラサール石井の平成のお笑い人』が、この本の底本となっていると明記してある。
10年以上前の本で絶版になっているだろうから、それもありかもしれんが。
大幅に加筆・修正、となっているのだが、おぼろげな記憶と比べてみると、分量的には削減の方向ではないだろうか。
とはいえ大幅な改訂であることは確かで、ここ10年程の状況について細かく加筆されているのだが、本人も審査員を務めるM-1に関する詳細なコメントがつけ加えられているのがハイライトかな。

総じて楽しく読めた。
前半がコント赤信号での活動を含めた自分史に重ねてあるため、現場に身を置いていた者としての自慢げな部分がちょっとだけ鼻につくかもしれないが、ま、それもある意味、氏のキャラクターとも云えよう。
何かまったく新しい見方が示されているということでもないのだが、各方面に対して温かい視線を向けつつきっちり批評しているのはさすが。

その分、単純なミス(思い違い)もいくつか目についた。
せっかく見つけたので二つほど指摘しておくと、まずP102の「『ひょうきん族』の後の土曜八時の時間帯に『ウッチャンナンチャンの誰かがやらねば』が始まり、のちに発展して『ウッチャンナンチャンのやるならやらねば』に変わっていった。」とあるが、『誰かがやらねば』は『とんねるずのみなさんのおかげです』が半年間休止した間のピンチヒッター番組として登場したので、この時点では木曜九時の放映である。ここでの実績が土曜8時の『やるやら』に繋がったというのは事実である筈で、そのことはそのまま番組タイトルにも表れている。
次にp135のM-1の2003大会を論じた部分で、フットボールアワーを評して「後藤のボケは冴え渡り」とあるが、これは明らかに「岩尾」の間違いであろう。
校正の難しさに思い至ります。
とはいえこれは例外的で、他の大部分は比較的正確に書かれていると思われる。

さくっと読めるので、笑芸好きの方は読んでみては。

http://www.nhk.or.jp/bakumon/previous/20080422.html

この番組のことは知ってはいたが、今まで一度も見ることはなかった。
だからほとんど情報も入れてなかったのだが、たまたま今回、木田元氏が出演されるということを偶然、超能力により知り、楽しみにして見た。

実は木田元氏のハイデガーに関する講義を集中講義にて一週間受けたことがある。
いまから20年以上前の話である。
御歳79歳ということで、その頃はおそらく50代後半だったと思われるが、印象は変わらない。

番組はなかなか面白く拝見した。あまりTVで哲学の話を見ることもないしね。
太田は好きそうだなあ、こういう話。
やはり何かしら語りたい気持ちがある人は、こうしたフォーマットだと熱くなってしまうんだよねえ。
その太田の荒削りな見解をばっさり切り捨てることなしに、いったん懐に入れつつもさらりと流すところに、木田先生の教育者としての長い経験とお人柄を見た思い。
太田の論には部分的に共感するところもあったのだけど、百戦錬磨の学者相手にはあまりにもざくっとしすぎの論なので、先生も答に窮すところ。

再放送が来週月曜の午後3時15分からある模様。

Perfume "GAME"

GAME
このところ音楽のエントリーを書いてなかったのだが、別に何も聴いてなかったわけではない。
でもここ2?3ヶ月は古いROCKやFUNKを中心という久々の洋楽モードに入っていた。
邦楽の新譜に面白いモノが出てこなかったってのもある。
やっと4月に入ってボツボツと興味を引く盤が出てきたので少しずつ聴いている。

まずは、これ。
評判が良すぎて、改めて取り上げるのもなんだかなあ、という気もするのだが、これは想像以上に良い出来。
Perfumeも昨年後半から露出が増え、ここに来て一気に盛り上がっているのは何より。
でもどういうわけか、TVに出るといまだに「ポリリズム」ばかり唄ってるのだが。
先日は『ミュージックフェア』だったかで「チョコレイト・ディスコ」唄ってるのをやっと見かけたけど。
アルバムとしては、popularな部分と中田ヤスタカがやりたい音(を少しわかりやすくした音)の部分のバランスがなかなかによろしいんじゃないでしょうか。

capsuleの名曲「music controller」をカバーして欲しいところだが、あの曲はこしじまとしこの声があってこそかも、と思い直したり。

伊藤計劃と円城塔

大変遅ればせながら、日本SF昨年の収穫の2点を読んだ。
遅ればせながらというものの、そもそもこの十数年まともに日本SFの新作など追って来なかった身からすれば、素早い対応と自分を誉めてやりたいぐらいだが。

虐殺器官 (ハヤカワSFシリーズ Jコレクション)
『虐殺器官』伊藤計劃
ひょっとしたら自分には合わないんじゃないかという勝手な先入観を抱きつつ読み始めたのだが、その予想は半分当たって半分ハズレといったところ。
芯はなかなか骨太だが、ストーリー展開はもうちょっとだけ血湧き肉躍りたいところ。
ただ視点は割と好みで、ラストまぢかに出てくる「つまり、仕事とは宗教なのだよ。」というこのセリフ一点において、この作家を信用したい。

Self-Reference ENGINE (ハヤカワSFシリーズ Jコレクション)
『Self-Reference ENGINE』円城塔
代わってこちらには、ある程度楽しませてくれるだろうという思いの元に読み進めたが、あに図らんや、理系の想像力に結局こちらの思考がついていけなかった。
やってることは素晴らしいと思うんだが、まあ、相性の問題だな。
「オブ・ザ・ベースボール」を読んだ時と同様に、途中で退屈さを感じてしまうのだ。
そうはいっても、18編もあれば幾つか気に入った短編もあるのだけれど。
僕がダメだった話についても、好きな人はかなり好きと想像できるし。
SFマガジン4月号に載った実験的(?)な短編は、なかなか小技が効いていて、あの手のものとしては結構気にいったのだが。

このところ「おもしろさ」に対して不感症気味だなあという自覚もあるので、ちょっとさっぴいて読んでおいてくださいまし。

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