2007年8月のエントリー 一覧

久々に一回休み

うー、激しく眠いので、これにて失礼。

『ラーメンの真髄』石神秀幸

ラーメンの真髄 (ベスト新書 154)

この本と前エントリーの本を同時に本屋のレジに差し出して、いささか恥ずかしい思いをしたのはこのワタシです。

それはさておき、「神の舌を持つ男」、ラーメン界の“神”、石神秀幸初の文字だけのラーメン本である。
まったくの先入観から僕はどちらかというと石神嫌いといってよく、ネットでの活動がないということもあってか、ほとんどその実体を知らずに来ていた。
つい最近になっていわゆる「石神本」を何冊か見ることになって、やはりちょっと違うな、と認識を新たにしたところだ。
それでもこの本もあまり期待せずに読み始めたのだが、いやこれがこれが。
これまでにも何冊もこの手の本は読んできたが、一番コンパクトにラーメンにおけるあれこれがまとまっており、なおかつアップトゥデイトな話題にも溢れている良書であった。
断片的な知識の整理にもなるし、まったく知らない話題もちらほらあったりして勉強になった。
そしてちゃんと主張も盛り込まれている。
対中華そば至上主義者、対無化調信者等々。後者に至っては過去の自らの言動も潔く反省している。
ネット嫌いもなかなか徹底しており、まあそれはそれで(笑。

うん、オススメですね。一般の方も是非。

いつまでもデブと思うなよ (新潮新書 227)
いや、なかなか凄いタイトルだが、岡田斗司夫のことを知っていれば「らしい」タイトルともいえる。
まさにそのタイトル通りで、あの“オタキング”が知らない間に50キロも痩せていたのである。
117キロから67キロへ。
帯の全身写真を見るとさすがにびっくりする。
で、その方法論を書いたのがこの書というわけだ。
よくあるダイエット本でもあるわけだが、どちらかというと痩せる技術よりも考え方を示した本ともいえる。
この僕も数年前に3ヶ月で15キロほどのダイエットに成功し、さらに今も緩やかにダイエットをおこなっているわけだが、考え方自体は概ね重なる部分も多い。
一番の主張は、ダイエットを楽しむ、ということ。
そう思いこむためにいろんな理屈をこねているともいえる。
技術としては「レコーディング・ダイエット」を実践したとのことで、それがいかにその考え方にかなった理想的な方法であるかが説かれている。
これはつまり食べたものをすべてメモしていくという方法で、書き留めるという行為そのもの、そしてその内容をまず認識することから自分の食生活に対する意識を変えていくという方法論である。
これは有効な方法であると頭では納得するが、ただでさえメモをとるのが苦手な僕のようなものには、ただそれだけと言われてもひとくちに簡単とはいえない方法でもある。
しかも当初はただ品目を記していくだけとはいうものの、中盤からはそのカロリーも書き加え、そこからは結局カロリー計算ダイエットということになっている。
現代はコンビニやファミレスなどでもカロリー表示が盛んなので、昔に比べそうしたカロリー計算がしやすくなっているというのだが、まあ確かにそうにせよ、わしはコンビニメニューもあまり食べぬしファミレスも行かないからねえ。家飯中心のこういう人にとってはやっぱカロリー計算するとなると大変だよなあ。
まあ読み物としては、さすがの手練れで面白い。
ダイエットするつもりのある人はもちろん、その気はなくても物見遊山的にもつらつらっと読める。

705NKを持って3日、いくつか印象を書き記しておこう。

・702NKを使っていた人間としては馴染みやすい操作系。ほとんど迷うことはない。当然、ふつうの日本の携帯に馴染んだ人にとっては使いにくいことこの上ないであろう。
・その702NKに比べて、すべてがグレードアップしている感じ。こうあってくれると機種変した甲斐があったというもの。
・カメラは断然素晴らしい。デジカメ並の品質に偽りなし。オートだと青みがかるのが少し難。以前のものに比べれば雲泥の差。動作はいささかもっさりしているが(これはすべてにおいてだが)、操作性そのものは良い。これでラーメンの写真もガンガン撮れるといいたいところだが、以前に比べシャッター音が少し大きめなので、慣れるまで少し恥ずかしいなあ。
・日本語変換は702NKもATOK使用とかで良かったが、さらに賢い感じ。よかよか。
・勝手アプリをいろいろ入れることができた702NKに比して、認証アプリしかインストールの受付をしなくなってしまったことに不安を感じていたが、そんなにバリバリソフトインストールしようってわけじゃないので、一番心配していたのは音楽再生ソフトのことだけ。これまで使い馴染んできたoggplayが使えないらしい。標準のミュージックプレイヤーではmp3のまんま聴けないし。mp3再生が可能なtelstraplayというのをぶち込んでみたのだけど、なんとなく使い勝手が悪い。あきらめてwinampでAACに変換して標準のミュージックプレイヤーで聴いてみると、こっちの方が扱いやすい。入れる前に一手間増えたが、まあ家族のSHの機種と同じと考えれば別にいいか。
・ちなみにスピーカーの音質は恐ろしくよろしい。
・液晶画面も非常に美しい。
・早速テーマを拾ってきて遊んでいます。カスタマイズの楽しみがあるのがいいねえ、NOKIA機種は。
・デフォルトでついてくるのはPC用のソフトのみなのだが、実はMACとの親和性が非常に良い。bluetoothがついてるならなおさら。家にMACがないのが悔しいなあ。会社で細々と試すのみ。

また悪い面も見えてくるだろうから、しばらく使ってインプレ第2弾を。

魔法 (ハヤカワ文庫FT)
連休前に読み終わっていたのだけど、書き漏らしておりました。

傑作。
読んでる間至福なのは、先日の『双生児』同様。
なんの予備知識もなく読み進むのが、吉。
ああ、そうなって、えー、そうくるか、おお、あれがこうで、うーん、参った、となること請け合い。
オチがどうとかよりも、読んでる最中があーでもないこーでもないと一番楽しめる。
ただ、原題のglamourが「魔法」という言葉では伝えきれていないのが残念。
といっても「魅力」とかいうタイトルにして済むわけでもないし、難しいところだよなあ。

イギリス
河出書房新社より刊行開始された「ヨーロッパ読本」の第1冊。
ふだんあまり手に取らない類の本だが、図書館で見かけてなんとなく借りてみた。
これが、読み始めるとなかなか面白い。
イギリスの生活・政治・王室・文化・習慣等を、具体例をたくさんあげながら、読みやすく解説している。
小説の中や映画で、少しずつ知っているつもりになっている「イギリス」の姿を、整理立てて改めて浮かび上がらせてくれる。
この感じならば、シリーズの後続のものも読んでみたいのお。

プールと705NK

午前中はまたまた天白プール。
この夏休み、ほぼ毎週プール行ってんじゃなかろか。
毎年1?2回は行くが、こんなことは初めて。
これも三女がちょこっと泳げるようになってきてせがむせいなんだけども。
図書館に寄り、昼を適当に喰って、本屋にちょろっと寄って帰宅。

実は昨日出かける前に、705NKが到着。
家族に一足遅れてsoftbankの機種変更をしたのだ。
携帯を持つようになってから702NKを2年半ぐらい使ってきたわけだけど、それほど不満はなかった。
あえて言うと、カメラの性能が貧弱なこととバッテリの持ちが悪くなってきたこと。
そんなところに、705NKに8月末までに機種交換すると5000円キャッシュバックとのキャンペーン通知が。
どのみちホワイトプランに契約変えようと思ってたし、家族も機種変したことなので、ついでに、と思っていたのだが、在庫がないという。
その後大須を含めてあちこち廻ってみたのだが、どこも店頭在庫がない。
取り寄せも考えたのだけど、ネットで買えばいいことに気づいた。
とはいえ、softbankのオンラインショップでも機種変品切の様子。
調べてみると、日本テレホンのYahoo!携帯ショップにて在庫を発見。
2GBのMicroSDのオマケ付き。
しかも即日発送とのことで、木曜深夜申し込んで、金曜に免許証FAXして、土曜昼に届いたというわけ。

まあ、感想はおいおい報告するとして、昨日は帰ってきてバタンキューだったので、今日昼からちょこちょこいじる。
NOKIAなんでまあいじってナンボですからなあ。
つわけで、もう時間がなくなった。ちぃとも家読書がでけん。

夏の例会

恒例の集会。
どまつり最中の栄にて。
いつも通りの丸善北口前集合にて、今回はすぐ近場の「恋のしずく」にて。
店内迷路のように奥深い、個室中心の店。
まあ、落ち着いて話をする分にはいい。
よもやま話をたっぷりとして、場所を「素材屋」に移動後も延々と。
12時帰宅。

『アサッテの人』諏訪哲史

アサッテの人
今月は読む予定だったものも含めてほとんど本が読めていないなあ。
2冊ほどここに書こうと思ってそのままになってるのはあるのだけども、今日やっと今回の芥川賞受賞作を読んだので先に記しておこう。
単行本ではなく、「文藝春秋」9月号に一挙掲載された分を読んだ。
そーいえば「文藝春秋」は初めて買ったなあ。ずっとオッサンの雑誌だと思っておった。まあ、十分オッサンになってるわけだが。
一方で「週刊文春」は随分若い頃から読んでたけども。

で、『アサッテの人』。
うーん、もうちょっと面白いかと期待したのだけど。
先入観に比して、随分浮ついた感じのないどちらかといえば平板な話でもあるし。
やろうとしてることつまり書いてある中身自体はなかなか興味深いし面白いとも思うのだけど、外装がもうひとつというか。退屈さをもっと昇華させて欲しいというか。
うむむ。

今日は携帯に「SOUL電波」をやっと入れて、会社の行き帰りにステレオイヤホンで聴いてみた。
あたりまえの話だが、集中して聴くとまた違うねえ。いろいろ発見がある。
「路面電車」も改めて歌詞をじっくり味わいながら聴いて、さらに好きになった。
まさに冥界ファンタジーというか、横山剣版『銀河鉄道の夜』とでもいうか、ひとつひとつの言葉からイメージがどんどん広がっていくマジック。
とはいえ着飾った言葉が並べられているわけではない。
ヨコワケ、スリッポン、カミナリ族、お盆休み、お墓参り、野菜で動物作り、リーゼント、パチンコ、麻雀、競馬...。
こんな単語からどうやってこれほどファンタジックなイメージを想起させてくれるのだろうか。
「タオル」にしたって、サビの部分の歌詞が「柔軟剤」ですよ、まったく。

これだけウタモノが好きな割に、基本的に歌詞があまり頭に入ってこないヒトなんだけど、CKBは別格。
僕にとって、もっとも「詩」を感じる詞なんだけどなあ。
もちろん、曲との相乗効果を産み出してるとも思うけどね。
「生きる。」なんかある意味非常にクサイ詞なんだけども、ジンときてしまうのはあの曲と歌唱があってのことだろう。

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