2007年3月のエントリー 一覧

午前中は通常出社で、午後より入社式。
ウチにとっては10年振りの新卒採用ということで会社もリキが入っている。
思いのほか、早く終ったので急いで上前津の会場から名城線に飛び乗り、市役所で降りて「ウィルあいち」に向かう。
長女の吹奏楽部の演奏会があるのだ。
出番の2時半にドンピシャで間に合う。
会の最後まで聴いて、終ってから会場で合流した義母と家族その1とその4と共に、すぐ隣の市政資料館の桜を眺める。
眺めるだけのつもりが、義母の希望で中にも入ってみることに。
いや、これがなかなか良かった。
旧地方裁判所であった文化遺産ともなっている建築が存分に楽しめる。
法廷や留置場もそのまま残っていて、自由に見学できるのだ。
こんな機会でもなければ、来ることもなかったろうから、いい体験をした。
その後、楽器を搬出しに行った長女を迎えに高校に向かうも、運送トラブルでしばらく学校を離れられないとのこと。
弁当が支給されるというので仕方なく、残りの4人だけで夕食を取りに行く。
三女の希望で、ヒッコリーのハンバーグ。前回で味をしめたらしい。
人気店なのでたっぷり時間がかかったのだが、店を出る頃になっても長女の拘束は解けずで、結局解放されたのは9時過ぎ。
共に残っていた友人と義母をそれぞれ送ってから帰宅。

ハンニバル・ライジング 下巻 (3)
『ハンニバル・ライジング』(下)トマス・ハリス
読了。
うーん、凡作と云わざるを得ないような。
妙なジャパネスク趣味がこそばゆいというのもあるが、展開も単調だし、大きな盛り上がりにも欠ける。
訳者解説では、「人肉嗜好の問題について、その要因が明らかにされてない」と書いてるけど、そうかなあ。ハリスはこれで、答えを出したつもりでいるんじゃないか。
クライマックスで明かされるひとつの仮説に関して、レクターがそれを認識した瞬間に「発現」されるべきと考える必要はないんじゃないだろうか。
それが行われた時点に遡って、意識下に形成されていたという解釈でいいんじゃないかね。
まあ、とにかくスルスルとは読めたが、ちょっと不燃焼気味。

昨日の朝、新聞で見かけた週刊新潮の『「吉本興業」は怪芸人「中田カウス」に潰される!』がむちゃくちゃ気になったので、その日の昼にコンビニで立ち読み。
そのまま、横にあった週刊現代の『吉本興業副社長“マル暴脅迫事件”一部始終』を読んで、頭が????になる。
えーと、新潮の記事は、先に出た現代の記事に対抗して林マサ側が仕掛けた記事ってことでいいんですよね。
今日になって、ウェブ上でいろいろ追加情報を漁って、構図が描きにくいながらもぼんやり理解する。
いずれにせよ双方の記事を全面的に信用するわけにはいかないなあ。

その流れでyoutubeにあった中田カウス・ボタン、いとしこいし、ダウンタウンという三世代に寄る鼎談という珍しいものを見る。
いわゆる芸談です。割とまっとうな。
関西ローカルの番組っぽいな。ダウンタウンはほとんどしゃべってないけどね。

BA‐BAHその他
『BA‐BAHその他』橋本治
橋本治の本を読むのは久しぶりだなあ。
ましてや小説など。
彼の小説とはいまひとつ相性が悪くて、そもそもあまり読んでない。
『桃尻娘』だって、ちゃんと読み切ってないぐらいだし。
ここ数年のうちに「ちくま」に連載された、ごく短い短編と10年以上前に発表された表題作を中心とした短編集。
表題作はなんだかよくわからない話なんだが、むりむりと読まされてしまう。
他の短編もバラエティに富むというか、やはりすべて橋本治印というか、気に入ったのもあれば、そうでないのもあり。
やはり「組長のはまったガンダム」前後編が、面白い。
息子のTVにつきあううちに、ファースト・ガンダムにリアルタイムではまってしまったヤクザの組長の話。
やがて息子はストーリーについて行けなくなってあまり興味を示さなくなり、一方親分は上官に逆らうアムロにいらいらしたり、「ニュータイプってなんだ?」と疑問に思ったり、「アムロさんは童貞か――」と訝しんだりしつつもどんどんはまっていく。
それだけといえばそれだけだし、ラストも唐突で唖然とするが、世に数多く存在するであろうガンダムネタの作品の中でも、そこかしこの微妙なさじ加減がさすがの一品であろう。

『ハンニバル・ライジング』トマス・ハリス
上巻を読み終えた。
そんなに思い入れはないつもりだけども、『レッド・ドラゴン』からの付き合いなので、書店で見かけて発作的に買ってしまった。
最初ちょっと入りにくかったけど、後はスラスラ。
前作同様、章立てが短く(250頁ぐらいで36節もある)、場面の転換が早いのだが、今のところあまり大きなうねりはなく、淡々と話が進む感じ。
ちょっと中だるみっぽい感じもするけど、後編はいかに?
当然、復讐譚になっていくんだよねえ。

読書休暇ということで

いい感じで本が読めてるんで、今日はお休みとします。
ものすごく久々に日本SFを読んだりしてます。
「ハンニバル・ライジング」も買ってしまった。
んじゃ。

植木等死去。
ガビーン。遠からずこの日は来ると予感していたが、やはり少しショックだ。
ウチの和室には、このマンションに引っ越した時だったか、先輩に譲って頂いた植木等直筆の色紙が掛けてある。
「わかっちゃいるけどやめられない」
の名文句が達筆で書かれており、まさに家宝と云ってよい。
自分は小学生の期間を70年代前半に過ごした完全にドリフ世代であるが、クレージーキャッツが大スターだった時代をなんとか覚えている最後ぐらいの世代でもある。
シャボン玉ホリデーを見た記憶もしっかり残っているし。
ただ、その頃すでにもう終った存在としても見ていたようで、ドリフの『全員集合』が初期の頃、半年間中断してクレージーの『出発進行』に代わった期間があったのだが、幼心に「おじさんが老骨にムチ打って...」と冷静に見ていたような記憶もある。
後に小林信彦の諸作でクレージー黄金期を追体験し、大瀧詠一編集のベスト盤「クレージーキャッツデラックス」が出た当時に改めて再認識した頃が自分の中でのピーク。
「スーダラ伝説」当時は、微笑ましく活躍を見守るといった心境だった。
世間的な活躍もその頃が最後だっただろう。ここ数年はごく希にしかTVで姿を見かけることがなくなり、その際も幾分辛そうな、硬くなった表情をしていて、以前のようなカッカッとした大笑いを見ることはなかった。
青島幸男が亡くなったのもつい最近だよなあ。それもまた感慨深い。
追悼番組はきっちりやってくれるんだろうな。それだけの価値はある人物のはずだが。

『今週妻が浮気します』を先週やっとのことで見た。
見たといっても、CKBが流れるオープニングとエンディング目当てで、中身はオマケなのだが、ちら見したそのドラマ部分はなんだかなあ、という感じだった。
最終回の今週も見るつもりはなかったのだが、後半部をひょんなことから見ることになった。
なんじゃあれは。
最近のドラマはまったく見ていないが、まさかみんなあんなレベルじゃないよねえ。
口をあんぐり開いたまま見るハメに。
人の結婚式のスピーチの席で別れた妻に復縁を迫るというトンデモなシチュエーションを延々と続け、まさかこれで人を感動させるつもりじゃないよなあ、パチパチと一人二人と拍手なんか始めるんじゃないよなあと思ってると、その通り拍手が巻き起こって結婚式の列席者に祝福される中、なんとキスシーンまであるという。
他人の結婚式でですよ。てんやわんやですよ。
そんなアホな。もー、いい加減にしなさい。ちゃんちゃん。である。

僕らのスーパーヒーロー伝説―昭和40年代アニメ・特撮ヒーロー大研究
図書館で借りてきた本。
図書館へ行くと、こうしたオタ本をちょくちょく借りてくるクセがある。
仮面ライダー、ウルトラマン、悪魔くん、サスケ、リボンの騎士、仮面の忍者赤影、超人バロム・1、巨人の星といった昭和40年代に燦然と輝く番組の成立事情や裏話、原作やコミカライズとの差などを少ない紙数ながらなかなか掘り下げた労作。
つくづく思うが、当時のこども達、わしらのことだが、本当にシヤワセだったなあ、と。
とにかく、この手の番組の量が現代とは圧倒的に違う。
あれだけの量の中にはクズもあろうが、やはり光るものも数多い。
そうした番組に常に接していられたのだから。

こうしたオタ本は、たまに非常に好んで読むのだが、ただ特撮やアニメのことが書いてあればいいのではないことに最近ながら気付いた。
どうも、僕は作品の内容そのものを研究したり、評論したりする傾向の本にはあまり興味を持てないようだ。
その番組が作られた制作の過程や背景が語られた内容の本にのみ、激しく反応するようだ。
だから、一時流行った『ウルトラマン研究序説』とかあの系統のやつはほとんど読んでないや。
その意味で、この本はまさにドンピシャの内容。
読んでる間、幸福感につつまれました。

揺れた日曜

今朝の地震は、机の前に座っていたのでしっかり気付いたが、立ち動いていたらわからなかったぐらいかな。名古屋だと。
吊り下げてあるもの類は、ゆらりと揺れていたけども。
早速、直後に2chの地震速報スレを見に行くと、「キター」「キター」と結構広範囲の地域の人々が騒いでいるので、結構大きい地震だということがわかった。
TVの速報はその後。

今日ものんびりめの休日。
買い物と公園は近場で済ます。
午前中に雨が上がり、高台へ行くと風が強かったが、寒さはあまり感じなかった。
これから本格的に暖かくなっていくかな。
夕方に義母がやってきて、あさりを大量にくれたので、バター焼きにする。
新鮮なせいか、うまいなあ。
夜、義母を送りついでにBOOK OFFなど。

どんどん庵の休日

昨日は職場の歓迎会。
場所は矢場町の「レストランバー リガリド」。
1Fのオープンキッチンスペースで貸し切り。
料理も酒も味はGoodではあったものの、コースとしては前菜ばかり出てきた印象で、何がメインだったのかなあ、って感じ。
ま、主賓にプレゼントされたホールケーキもうまかったからいいか。

今朝は、母親を係つけの医者に連れて行くついでに、久々に天白図書館。
どどっと6冊借りる。
以前だったら、2週間のうちに読めない冊数だが、今ならいける。
その後、平針へ向かいどんどん庵で昼食。
どんどん庵のうどんがキライな人も特に他府県出身者を中心に多いのは知っているが、幼き頃から刷り込まれたうどんの味に近いこともあり、どうにも好きである。
うどんとしては、さぬき系のチェーンの方が安くてうまいこともわかっているが、このたいして腰も風味もない、給食のソフト麺じみた茹で置きされたうどんと節系で醤油が濃いつゆのコンビネーションが、僕にとっては慣れ親しんだうどんなのである。
これに天ぷらをひとつふたつ加え、ネギをたっぷり乗せた上から熱いつゆを注ぎ、一味を多めにふりかけて頂くのが僕のスタイル。
ねぎうどん、と云っても良いだろう。
今日も満足ー。

ユーストアで買い出し後、帰って久しぶりに厨房に入り、ワンタンスープとレバニラ炒めを作成。
双方ともまずまずの出来。
ワンタンスープは、干し椎茸の戻し汁をベースに鶏ガラ+ホタテの粉末を簡易に使用。
餡にも椎茸を加え、醤油で味を調えて終わり。
スープ自体にも少しごま油を加えれば良かったなと反省。
あとは、フィギュアを見たり、本を読んだりで過ごす。

1回休み

飲み会で、帰って風呂入ってすぐバタンQでありました。

至高のアッコちゃん

先日来、久々にハマっている矢野顕子のマイベストCDを作成。
やっぱ、「ごはんができたよ」?「WELCOME BACK」間の曲が大半を占めた。ま、しょーがないね。
こんな感じ。

1.花のように【グラノーラ】
2.春咲小紅【ただいま】
3.ラーメンたべたい【オーエス・オーエス】
4.ごはんができたよ【ごはんができたよ】
5.クリームシチュー【OuiOui】
6.ASHKENAZY WHO?【ただいま】
7.David【峠のわが家】
8.アイ・シング【ただいま】
9.電話線【JAPANESE GIRL】
10.You're The One【ごはんができたよ】
11.自転車でおいで【グラノーラ】
12.Watching You【WELCOME BACK】
13.わたしのにゃんこ【YanoAkiko CollectionBonusCD】
14.いろはにこんぺいとう【いろはにこんぺいとう】
15.Sleep on my baby【愛がなくちゃね】
16.夏の終り【峠のわが家】
17.ひとつだけ【ごはんができたよ】
18.Good night【愛がなくちゃね】

このページの上部へ

姉妹サイト

シネマエレキング
映画観た記録をだらだらと。

サイト内検索

最近のコメント

Powered by Movable Type 5.12