2008年5月のエントリー 一覧

Win→Macへ

会社で使っていたクライアントマシンが4年間のお務めを終えてリース満了時期がやってきた。
XPマシンであるわけだが、DELLのWS機で導入時点でそこそこのスペックであったこともあって、今でもそれほど使用感的につらいことはない。
以前は4年もPCを使うなんて、制作現場としてはかなりツライということで3年を目途として代替をしてきたものだが、近年はほとんど問題ないね。
それだけハードもOSも安定してきたということか。

で、今回のわしのマシンの代替はシステム担当の助言で、iMACとなった。
Parallels Desktop for MacでXPをぶち込んで、Leopardとのシームレスな併存環境を作ってWin & MACの両刀使いで行こうというわけ。
以前、Macにはアンビバレンツな感情を持っていると書いたことがあったと思うが、近年はMac miniをサブマシンとして使い初め、昨年からはMacbookをWindowsの傍らにおいて使用してきており、MACにもそこそこ馴染んできた。
とはいえ、家ではWindowsオンリーということもあり、どうもMACをお客様扱いしてしまうというか、肝心な作業はWindowsメインでやってしまい、ほとんど触らない日も多くなってきたところであった。

で、今週頭からこの併存環境の構築をちょろちょろとやってきたのであるが、こりゃすごいね。
まず、Parallels DesktopでのWindows動作。
仮想マシンかあ、という昔のイメージを粉砕するかのように、サクサク動く。
しかもドラッグ&ドロップでMACとの間でガンガンデータ交換もできる。
つい最近までWinとMACの壁、なんて言ってたのがウソのような快適さである。
で、Leopardのspacesを使えば、シュンシュン切り替えができて狭いWindow枠にとらわれずに操作できる。
で、全画面Windowsにして使っているにも関わらず、dockやExposé、Dashboardもそのまま使えてしまう。

で、せっせとWindows環境を旧マシンから移行していたのだが、iMACを使えば使うほど、Windows環境がどうでもよくなりかけてきた。
実は、そうなるかもなあ、と思っていたのだが。
Leopardの操作系が非常に充実しているし、付属アプリやツールがかなりこなれているからだ。

このままマカーになってしまうのだろうか。

どこを見てもほとんど悪い評価をみかけないという気がする古川日出男だが、これまで3冊読んで個人的にはいまひとつノリ切れていない。

ベルカ、吠えないのか?
『ベルカ、吠えないのか?』古川日出男
2005年上半期の直木賞候補作であり、かなりの評判作。
熱狂的に推す声も多く、実際、賞を取り逃したことを惜しむ記述もあちこちで見かけた。
ちょうど文庫になったので、これは期待して読んだ。
出だし快調。展開も期待できる....、と思いつつ読み進むもどうもなんだかあまり面白くならない。
というより、この文体、リズムがどうも僕と波長が合わない感じ。

ハル、ハル、ハル
『ハル、ハル、ハル』古川日出男
これも実は期待していたのだけど。
さらにダメ。まったく合わない。
ちょっと珍しいぐらいだな、こんな風に思うの。

うーん、まだ読み進むべきでしょうか、他の古川作品。
これまで読んだ中では『サマーバケーションEP』がまずまずよかったかも。


文学賞メッタ斬り! 2008年版 たいへんよくできました編 (2008)
『文学賞メッタ斬り! 2008年版 たいへんよくできました編 』大森望×豊崎由美
イヤーブックとなって2冊目。
相変わらずの毒舌振りが絶好調。
選評委員評部分では、もういいじゃん、そんなにいじらなくてもと思いつつもニタニタしてしまう。
お二人の評を一方では信用しつつも、自分自身とは好みの部分で結構ズレがあるかなあ、ということをやっと最近気づきつつあるのは、俎上に載せられている作品をちょっとずつでも追いかけられるようになってきたからだなあ。


ねにもつタイプ
『ねにもつタイプ』岸本佐知子
いまさらながらに読了。
いやこれは予想以上に極上品。参りました。

試食会

今日は超らーめんナビという携帯サイトが企画する限定麺の試食会に縁あって参加してきた。
永年らーめんサイトをやっているが、お店の正式な試食会に参加することはこれでまだ2度目ぐらいだったかな。
縁あってというのは、その携帯サイトに今回の新作メニューの紹介文を書くことを依頼されたということである。
これまでは思うところあって(たいしたことではない)お引き受けしなかったのだが、今回の対象のお店が最近ノリにノッているお店ということもあり、興味本位でお引き受けした。
引き受けてよかったと思える充実した内容で、先ほど紹介文を書き終えて校正に出した。
その内容は近々に「ら」の方にて。

ダンシング・ヴァニティ
『ダンシング・ヴァニティ』筒井康隆
久々にちょっと唸りましたな。
ひとつの場面が少しずつずらされながら何度も反復しつつストーリーは進行する。
そんな実験的な手法ながら実験のための実験に終わっておらず、様々な意図が見え隠れしつつ、作品に一種催眠的な効果を与えている。
さながらジャズのフレーズが反復するかのように、また何度も同じ夢をみるかのように。
さらに読み手がその反復自体をも楽しめる筆力はさすがといえよう。

これまでの筒井の読者ならば誰もが気付くように、従来の筒井の作品で扱われてきたテーマ、モチーフ、手法が集大成的に顔を出す。
ドタバタ、スラプスティック、歌舞伎、映画、演劇、戦争、疑似イベント、業界内輪ネタ、老い、電脳空間....etc.
それは単なる手癖的なことというより、かなり意図的であるように思うのは、作者のこの作品に賭ける意気込みみたいなものを感じさせられたせいもある。
そのことは作品内にとどまらず、筒井ワールド全体の中における反復、変奏といったことも意図されているように思えてならない。
「新潮」4月号の著者自身による自作解説にも詳しいように、この作品では「反復」に関して徹底的に考察され、あらゆることが試みられているのだ。

最近のTV番組あれこれ。

いやなんか調子が出ませんな。

バラエティ状況の話が途中なんだけども、ちょっと番外編で最近つまみ見た番組からあれこれ。

『やりすぎコージー』(5/12 TV愛知)「気になってた! ピン芸人お取り扱い説明書」
世界のナベアツ、芋洗坂係長、バカリズム、渡辺直美、宇都宮まきの5人を取り上げ、それぞれの来歴と有名ネタ、そして普段見せないネタを披露させていた。

しかし、芋洗坂係長をこのところ幾つかの番組で続けて見たが、つくづく完璧なキャラクター造形だと思うなあ。
先日の「歌がうまい王座決定戦」で優勝していたが、基本が出来ている上でのあの体型、顔貌なので、歌を歌っているだけでも芸になる。
この番組でも「座頭市」タップを踊っていたが、すごいわ。
最近やってる「BAD」のネタもかなり完成度が高い。

ナベアツはまだ「売れかけている」らしいが(笑)、ネタに比してフリートークにグダグダ感があるのは、これはもうずっとそうなんだろうね。
『すべらない話』には出られないタイプ、というか。
しかしながら、これだけフリートークがいまいちの割に、ありとあらゆるバラエティに出倒しているのは、「3の倍数ネタ」の使いやすさの所以であろう。
今日の『ロンハー』でもラテ欄に「ナベアツと郷ひろみ 夢の競演!」とあって、見なかったけどもどんなことが行われたか手に取るようにわかるよねw。
いち、に、サンッ、し、GO!ロクッ....。
てな具合でありましょう。

渡辺直美は、今後どうなっていくのか。
『いいとも』のアシスタントとかにいきなり抜擢は驚いたが、今回披露したなかなかハード(笑)な「AV男優とAV女優」ネタを見る限り、こんなに早く「売れかけて」はイケナイ人だったような気が(笑。
彼女がお茶の間に浸透していくことに対する違和感は、「いいとも」始めた時のタモリに匹敵するかもw。

『爆笑レッドカーペット』(5/7 東海)
とりあえず天津木村。
以前一度出た時は、元来のエロ詩吟をゴールデン用にかなり薄めてしまっていて、結果を出せなかった。
今回は、エロを微妙な匙加減で出してくることによって、見事結果を出した。
深夜午前3時頃の爆笑ネタであるこのネタをなんとかうまくお茶の間に持ち込むことに成功した。
「あると思います」がそれなりに流行るかも。

もっと他の番組にも触れようと思ってたけど、時間がなくなった。
脳天イライラクイズ』SP、1時間ほどしか見なかったけど面白かった。
もちろんまったくタイプは違うのだが、いま一番紳助を継げる可能性を持つ司会者は、東野かもしれない、と思わせた。
このことはまたそのうち。

G.W総括

今年も4連休。
特に大きなイベントを行う余力もない生活を送っておるが故に例年の如くこじんまりと。

3日(土)
午後よりイオン有松等近場で買い物をちらり程度。

4日(日)
一日中模試の長女を会場に送り届けたその足で義母を乗せ、三河方面へ残りの家族で。
刈谷ハイウェイオアシス→交通児童遊園→三河安城周辺→篠目公園というコース。
まずまずの行楽日和。
交通児童遊園では、次女三女が50円でグレートポセイドン(バイキング)に乗り狂い、家族でパターゴルフに興じ、篠目公園ではバスケット三昧。
ディズニーランドなどへ出かける何十分の一の予算で有り難いことである。
夜は、試験終わりの長女を迎え、そのままあみやき亭@円上で焼肉。
肉のお値打ち加減と満足度合いはチェーン焼肉店中やはり上位だなあ。
子供達はサラダ&フルーツ&ケーキバイキングを堪能。

5日(月)
朝から雨が降ったりやんだり。
午後から卓球がやりたいと主張し続ける三女を連れ、記憶を頼りに赤池のコムテックプラザへ。
記憶通りビリヤード台の脇に卓球台2卓あり。
30分500円で汗を流す。
マックに寄ったりBOOK OFFに寄ったりして帰宅。
夕飯後、帰郷している友人と待ち合わせのため名駅へ。
ラーメンでもということになり、車であちこち廻るが定休日の多い月曜日であることとGWの臨休が重なり、北区?昭和区まですべて振られ、タイムリミットが迫ったので南区のチェーン店で妥協(好きな店なのでいいんだけど)。
さらに駅に送るまでにファミレスでお茶でもと思うものの、何故かまったく見つからず、これもタイムアウトでモスバーガーでお茶。
探そうとすると見つからないというよくあるパターン。

6日(火)
義母の兄(80近く)からパソコンを買ったのでいろいろ教えて欲しいと請われ、朝から三女と義母を伴い高蔵寺へ。
設置とネット接続は業者がしていったのだが、事前に購入していたFAX・コピー・スキャナ付き多機能プリンタとの接続が(当然ながら)されておらず、プリントができないとのこと。
さっそく接続を試みる。
最初はLAN接続を試みるもやはりルーター絡みで安易にはできなくて、まあ、1対1だからいいかとUSB接続で接続。
さらにデジカメのプリントがしたいということで、やり方をいろいろお教えする。
多機能プリンタの構造上の問題で紙づまりが頻発したり、トレイの設定に手間取ったりして意外と手こずる。
昼を大分過ぎたあたりで任務終了。
三女がねだっていたボウリングを待っていたご褒美にと、勝川ボウリングへ。
高校の時来て以来だから30年近く振りだ。
春日井でボウリングといえば頭に浮かぶのは勝川ボウリングだったのだが、オークランドボウルってのもあったか。
3ゲームほどやって、帰宅。

そんなこんなでGW終了である。
またボチボチ諸々ペース戻していこうかね。

夏も近づく

ここ数日は、どうにも眠くて夜になってちょっと気を抜くと寝入ってしまうということが続いた。
特に理由となることも思い当たらないので、まあ、バイオリズムというヤツなんだろうと思うことにしている。
肩凝りもひどいのだが、特に根をつめて仕事をしているということでもないので、これまたそういうものだ、と思うことにした。

このところ暑くなってきて、今日はついに扇風機を出してきた。
窓のない部屋にこもると、じわりと汗ばんでくるほどだ。
こうなってくると眠いとか感じている場合ではなく、今度は暑くて眠れないなんてことになってくる。

C-C-B in 『うたばん』

『うたばん』をちらちら眺めていたら、再結成したというC-C-Bが出てきた。
50歳手前となったぶよぶよのおっさん達が、カラーリングしたカツラをかぶって往年の「ロマンチックはとまらない」を唄うサマに、ちょっと引き気味に見入ったわけだが、その後のトークが本音さらけ出しでなかなか良かった。

笠浩二、渡辺英樹、関口誠人の3人が登場したのだが、笠が渡辺のことを思いっきり嫌いだった(過去形は使ってなかったな...。)話とか、関口の居酒屋でクダ巻いてるオヤジ風のトークとか。
テーマソングに使っている縁で内藤大助チャンプが来ており、何故かスパーリングの相手を関口が受けるハメになり、情けなく打ち据えられて放った一言に爆笑。

特に関口誠人については、解散後のソロ作を何枚か聴いてその才能を買っていただけに、今日の姿にいささかショックではあったものの、最終的にはよろしいんじゃないでしょうか、と。
本人のブログでも自己肯定していることだし。

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