『カイジ 人生逆転ゲーム』試写会

月曜日。
はっきりしない天気。


朝から会社で他部署の引っ越し手伝い。荷物をひたすら4Fから階段で降ろし続ける。
エレベーターがないって、どうなのかね。
小一時間奮闘して、汗だく。

昼にどん兵衛。
麺の厚みが従来比20%の「ぶっとうどん」になったということなので食べてみる。
http://www.donbei.jp/syohin/buttoudon.html
当社独自の「フトロング製法」て。
確かにあんなペラい麺はうどんに非ず、という意見もあったろうが、これはこれで違うものが。
うーん、少なくともわしは前の「べっぴんうどん」の方が好きかも。

愛知勤労会館にて、『カイジ 人生逆転ゲーム』試写会。
ここか市民会館なら会社から歩いて行けるので、普通の映画館へ行くより便利だったりすることに気付いて、ここ1~2年、ヤフオクで券落としたりしてでも利用するようになった。
この『カイジ』は原作もチェックしていないぐらいだったが、劇場で予告編を見てちょっと気になっていたのでゲットした。
客は8分の入りかなあ。ペア券だったしね。妙齢のご婦人率そこそこ高し。これは予想通り。主演、藤原竜也だしね。
中央の前から2列目の席ゲット。
MC等イベント一切なしで6時半より上映開始。
f:id:eleking:20090918154143j:image

うーん、ダメかな、これは。映画としては。
TVドラマの2Hスペシャルだったら、まあ楽しめるかといったレべル。
脚本があまり良くないし、演出もやや平板かな。
限定ジャンケン」のパートをあっさりめにしたのは、まあいいと思うんだ。
あれをそのまま映画でやられても説明的になるばかりでどうしようもない、と思うし。
あれはマンガでのみ成立する面白さ。個人的には頭をつかう計算的なややこしいのキライだけどw、マンガとしてはそこが魅力。
で、映画はそこを端折って「カイジVS船井」をメインにしたというのは、まあ正解なんだろうが、そこで当然マンガ原作の持っていた面白味は減じるわけだ。
それに反して本来、映画的に見栄えのする筈の「鉄骨渡り」。ここのパートは原作まだ読んでないけど、これがちょっとヒドかった!。
リアリティにまったく欠けてしまうため、逆に実写では見るに耐えない部分となってしまったと云えよう。
そんなにグラグラしてたらさっさと落ちるだろう、もっと。普通はよ。と云いたくなってくる。
だから藤原竜也や松山ケンイチが熱演すればするほど、こっちは冷めてしまうのだ。
Eカード」のパートは、天海演ずる原作を改変した遠藤のキャラがいまひとつボヤけているため、ストーリー展開がもうひとつ腑に落ちない。
これはラストシーンに至るまで引きずる。
なんなのあの遠藤という人物は、ということになる。
どうせ半分は原作にないキャラなんだったら、もっと思い切ったキャラ設定にすべきだったのでは。

役者達は、期待通り香川照之がいい。実はそもそも彼を見に来たようなもんだし。
おそらく原作のキャラとは違うんだけど、彼らしい細かい芝居が観られた。
あとは松尾スズキも良かった。実は演技をちゃんと見たの初めてかも。あんな感じなんだ。
これまたちゃんと芝居みるの初めてかもなんだが、藤原竜也は映画よりやっぱ演劇向きだろう。感情をほとばしらせた演技は、なかなかのオーバーアクトで映画で観るとちょっと浮く。台詞もやや聞き取りずらい。
天海さんは、まあいつものような感じかなあ。その佇まいは個人的に好きなんだけど、今回はキャラ設定の不細工さで損しちゃっているかも。
松山ケンイチは、松山ケンイチ的にあまり見せ場がないんでは。あんなんでいいの?

てことで、つまんなくはなかったけど、満足度は比較的薄い映画であった。


終映後、小雨降る中、荒畑まで歩く。
夕食を食べて帰ることにしてあったが、この辺なにもないし、御器所まで行ってもなあ、と地下鉄駅へ。
原まで行っても当然なにもなく、月曜でラーメン屋がほとんど休みという縛りの中、結局そのまま帰宅。

風呂に入って、ビールを飲みながら、『カイジ』4巻読む。
なるほどねえ。『限定ジャンケン』のシャッフルは、ああいうアレンジになったのか。
寝不足気味なので、少し早めに就寝。

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