送り迎えと『大日本人』

水曜日。連休最終日。


相方は出勤。長女は登校。
双方を最寄り駅、母親を通院先へ送り迎え。
さらに遊びに行くという次女を一緒に行く友達とともに、大高イオンまで。
夕方まで過ごすので置いて帰ってくる。
三女は昼から友達と遊ぶ予定。
このときぞとばかり、借りてきたDVDの『大日本人』を見始める。

『大日本人』松本人志監督

大日本人 通常盤 [DVD]

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とにかく『しんぼる』を見たいので、その前にチェックしておきたいという一心で。
公開時に散々な評価をいろいろ目にしてきたので、かなり身構えて見始めたのは確か。
ところが割とすんなり入っていける。
噂に聞くデジカメっぽい不安定な撮影というのもTV画面で見ているせいかそんなに気にならない。
松本の感性の発露たるCG怪獣達も金をかけてあるだけあって、ちゃんと表現されてるし。
「映画じゃない」「映画を冒涜している」という意見が散見されたが、じゃあテレビ的なのか、というと、そうとも思えない。テンポがまったくテレビ的ではないし、テレビ番組としては成立してない。
じゃあ、やっぱり「映画」っぽいのか、と言われると正直よくわからない。「映画」好きの人が怒っている評をたくさん見かけたからたぶん違うんだろう。でも、僕はそんなに気にはならなかったな。「映画」と云われても怒らないよ。ラストの前までは。

やっぱり最後はありゃいかん。
何を狙っていたのか、単なる照れ隠しなのか、それとも悪いクセなのかようわからんが、(いやもちろん意図はあるんだろうが)苦笑いもできぬ台無し感。そもそもがつまらない。
あそこで怒ったという「映画」ファンがやはり多数なのだろうか。それならわかる。

僕は自分は松本ファンであるとは思っているが、実はコントは必ずしも全面肯定ではない。
どちらかというと、『ごっつ』後期でやってた世評の高いコント「とかげのおっさん」的な部分は苦手、といってもいい。
実は、僕が松本をもっとも評価しているのは、各バラエティMCにおけるほとんど脊髄反射的な(速さに見える)鋭いボケおよびツッコミだったりする。
その部分においては、他のどの芸人達もが追随することができない異能だと思っているのだ。
だから「HEY!HEY!HEY!」や「DX」の松本が一番好きかもしれない。
この『大日本人』に関してあまり期待していなかったというのは、そういう理由もあるのだ。
でも予想に反して途中までは結構好きな映画であった。
冒頭近くの大佐藤が原付に乗って団地風景とかを通り抜け自宅に帰り着き、門を開けてという一連のシーンの映像なんかは特に好きかも。
あと大佐藤が白装束に着替えて係員を引き連れ大股で歩いていく場面とかね。

実はもうひとつの松本がよく扱う題材で、僕がいまいちノリきれないものがある。
〈ヒーローもの〉という枠組みに対する特別視だ。
『ごっつ』で云うと「カスタムひかる」とか「エキセントリック少年ボウイ」とかで、それ以前にも以後にもコントをやるというとこの題材を扱ってきたように思う。
一種歪んだパロディ、というやつなのだが、これパターンになっちゃってるので、何回もやられても...、という感想を持っているのだ。
だからそれが露わに出たこのラスト部分は、やっぱダメだった。


近場にできた新店で遅い昼食を取り、イオン大高へ迎えに行く。
それぞれ送り届けた後、西友で少し買い物。
5時過ぎ帰宅。
夕食はカレー鍋。なんだか満腹だ。

はねるのトびらSP』(フジ系)9/23放映
ちらっとだけだけど。
女芸人料理、そんなに人気企画なのか。これがはねトびである理由はいったい?

Astudio』(TBS系)9/11放映分
鶴瓶のこの番組、初めて見るかも。
松本人志ゲスト回、やっと視聴。
松ちゃんがいろんな意味で嬉しそうだったのが見どころ。

メッセ弾』(テレビ大阪系)
総集編的回。
この秋で終わってしまうようで残念。
名古屋では一時ネットが途絶えていたが、よく復活してくれた。
僕にとっては、ちょうど「いい感じ」の番組だったんだけどなあ。

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