「ウォッチメン」を観た!

木曜日。


昨晩から連絡を受けていたのだが、会社のネットずっと外部接続が出来ない状態。社内ネットは大丈夫なので、仕事に大きな混乱はなかったのだが、なにかちょっと情報を得ようとしてインターネット頼りにする習慣をあらためて認識。ついつい検索しようとしちゃうんだよな。
終端装置の故障だったようだが、昼過ぎまで直らなかったようだ。
今日は所用で昼から有給だったので、本日一番の大きなニュースも夜帰宅するまで知ることがなく、そんなことは普通では考えられない。

ということで、所用終わりで予定通り映画鑑賞。
ミッドランドシネマにて「ウォッチメン」。
名駅には年に数回程度しか行くことがないので、最近の建築ラッシュというか変貌ぶりにはなかなか慣れない。ミッドランドスクエア自体、ほぼ初訪で、今年初めの新年会でちらと地下をかすめたぐらい。
まだピカピカで、ちょっと圧倒される雰囲気を醸し出しているのは、高級店ばかりが立ち並ぶせいでもあろう。
5階のミッドランドシネマまでエスカレータに乗って上がっていく間中、まさにおのぼりさん気分だ。

で、「ウォッチメン」。
公式サイトのトップでも見ることができるコメディアンがビルの窓からぶち落とされるファーストシーンから、ミニッツメンの栄光と末路をディランの「時代は変わる」にのせて見せるタイトルバックまでは見事。
ここ見たまでは傑作の予感に打ち震える。
ただ見終わってみると、そこまでの感想にはならなかったかな。

2時間半以上の上映時間だが、長さがあまり気にならなかった、ということは面白かったんだろう。
ビジュアル的なキャラ造形がコミック版よりしっくりくるということもあって、個人的に非常に見やすい。
ナイトオウルもシルクスペクターも原作の情けない中年、イヤなオバサンぶりがすっかり影を潜めて、映画的ヒーロー度合いが高まっており、それに不満を感じる向きもあろうが、見てる分にはこっちの方が。
コミックを読んだばかりなので、ストーリー的には再確認しながら追っていく感じで楽しめたというのもある。

ただラストにきてあれ? となった。
なんだかわかりやす過ぎて釈然としないような、映画としてすっきりとしたような。
前日に読んだばかりのストーリーであるものの、明確に読み切れていないこともあって、あれこんな感じだったかなあ、と。
結末が改変されているという情報は聴いていたけど、こうなるか、と。

画面の質、というか画づくりは概ね好きかなあ。
原作とのストーリー上の差異はあんまり気にならなかった。(読み込めてないからなのだが)
「20世紀少年」のモノマネ感覚だと、ちょっと差異があると妙に気になってしまったのだが、この作品ではそういうことはなかった。
ただヘンに気になったのが、ヒーロー集団の呼称として原作の「クライムバスターズ」ではなく「ウォッチメン」が使われているという改変部。「ミニッツメン」はそのままなのにね。
原作には「ウォッチメン」という集団名称は存在しないんですよ。というか、ある意味そこがミソでもあると思っていただけに、この改変は疑問。ただ興業的にはその方がわかりやすいに決まっているのだけども。
そういうことも含めて改めてこの話は、実在(?)のヒーローでやるべきだったのではという気持ちが。(というのは原作のところでも書いたので...。その他、改変部に関する詳細な情報は、こちらに詳しい。)


終わってそのまま地下街を渡って、紀伊国屋@名鉄をぶらつく。
その後、地下に戻って菱信ビル地下のボルサでアイスコーヒーL¥300で一息。
さらにあちこちウロついてから地下鉄で帰途に着く。
やっと、ネタバレしますと潔く冒頭で宣言していたので聴かずにおいてあった「ライムスター宇多丸のウィークエンドシャッフル」ポッドキャスト、シネマハスラー「ウォッチメン」分を聴きながら。
や、宇多丸氏の言ってることはわかるよ。ザック・スナイダーの手腕を認めつつも、感じる物足りなさ。原作のコアなファンだとそう思うだろうね。
というか、よく読み込んでいることにホント感心。聞き応えあるわ。
でももうひとつのめり込めてない自分にとっては、映画が逆に良かったと思える部分もちらほら。
ただオジマンディアスの造形・キャスティングに関しては宇多丸氏に全く同感。
ていうか、原作自体においてもちょっと影薄いんじゃないか、あのキャラ。
もっとバリバリに立ててくれないと。

帰ってきて「草なぎ逮捕」の報に接する。
いやそりゃとりあえず驚いたけども、詳細を知るにつけ、イメージとのギャップとかそういうのはあまり感じなかったけどなあ。
どちらかというと「酒に弱い」キャラという印象は、これまでのいろんなバラエティとかからあったので。
それに「いいひと」というよりも「ヘンなやつ」というイメージの方が強かったんだが。
なんにつけても、気の毒なことである。

原作「WATCHMEN日本語版」パラパラ見返す。
やっぱ全然読めてないわ。特に最後の2章、昨晩何を読んでいたんだか。
いかに眠かったとはいえ、改めて読んで新鮮だったりして、ダメだこりゃ。

明石家電視台」(毎日放送系)は次世代BIG4SPだそうで、くりぃむ、アメ、中川家、次課長がずらずらっと登場。確かに実力的にはTOPレベル。中堅どころという言葉では足りないメンツだろう。豪華だなあ。

録画で「アメトーーク!」(テレビ朝日系)の「○○じゃない方芸人」やっと見る。
つまり人気コンビの目立たない方を集めた企画。目立たない方と言ってもなあ、というメンツが約半数。ロンブー亮は十分目立ってるし、オードリー若林、ナイツ土屋の実力は若手ながら折り紙つきだ。
天津向なんかはこの企画意図にはハマっていたと思う。いや、向が実力がないという意味じゃなくて。やっぱ人気の相方をねたむ要素がないと。
その点、「オバマじゃない方」デンジャラス安田は達観しすぎでかえって面白かったり。

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