『20世紀少年』監督:堤幸彦

またまた試写会に行ってきた。
よう当たるなあ、とお思いの方、今度は実は当たらなかったんである。
原作は読んだばかりだったので、一体どんなことになってるか興味津々だったのであるが、残念ながら当たらなかったので、ま、場合によってはDVDになってからでもいいか、とも思っていたのだが、次女が見たいなあ、と言ってるのをたまたま耳にしたので、珍しいなあそんじゃあということでヤフオクで千円ちょいでgetした。
ペア券だったので、トクはトクだったんだけど。

行ってみると、予想してなかったのだけどシークレットで舞台挨拶があった。
監督と主演2名が登場して、満席の名古屋市民会館は大盛り上がり。
なかなか楽しいやりとりがあった後、本編上映。

実は直前に、映画評では信用している某所の評価をチラリと見て、あまりよくない評価だったので期待せずに臨んだ。
しかしながらその割には、といった感じでなかなか楽しめた。
その評価の内容自体は事前に読まなかったのだが、見終わってから読むとなるほど納得できなくもない内容で、映画として成功する筈のない企画だから評価できないが、よく頑張っているというものだった。なるほどという気もする。

マンガ読んでから観た方が、いろんな意味で楽しめるであろう。
というか、そういう楽しみ方しかできない、といっても良い。
細部にわたってマンガをよく再現しているし、キャストの大半は驚くほど登場人物にそっくりになっている。
もちろん3部に分かれていると云っても大長編なので、端折るところは端折っているわけだけども、どこが端折られたかすぐにピンとはこないぐらいにキレイにまとめてある。
場面転換がもたつくような気がするのは、先日見事なテンポの『ダークナイト』を見てしまったばかりかもしれない。
映画としてのスケール感にもいささか乏しく、クライマックス含めてやはり「スペシャルドラマ」サイズぐらいの感じなんだよなあ。
ただそれについては、原作自体がスケールがでかそうでありながらも、あまり広がりのない話ではあるので、忠実に再現しているといえばそうなのだが。

僕は原作自体も好きだし、それがどう料理されるのかという興味が優先して楽しめたのだけど(そしてその料理はなかなかウマイと思った)、そうでない人にはどう写ったのだろうか。
いささか気になるところではある。

一番笑ったのは、やっぱピエール一文字の登場シーンかな。
誰がやってるかはお楽しみ。もちろんポール牧であるはずがなく。
さすが、と感じた。

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