有吉はただいま無敵

相変わらずバラエティ録画が消化しきれない毎日だが、有吉関係の2本を立て続けに見た。

『リンカーン』「リンカーンが大好きだから 説教先生」(TBS系 3月3日放映)
『アメトーーク』「今年が大事芸人09」(テレビ朝日系 3月5日放映)

どちらも昨年、品川に対する「おしゃべりクソ野郎」に発する毒舌あだ名づけで一気に再ブレイクした(本人曰く「おしゃクソバブル」www)有吉がキーマンとして出演している。
『リンカーン』では、ダウンタウンをはじめとする諸先輩芸人にまったく臆することなく毒舌を浴びせかける。
一方『アメトーーク』では、昨年ブレイクした芸人達に混じって自分のブレイクを冷静に分析しつつ、他のブレイク芸人を自身の過去のどん底経験を元に牽制し、徹底的に揶揄する。
どちらでも「あだ名づけ」そのものはほぼ封印しつつ、それでも充分面白い。

『内村プロデュース』に猫男爵として出ていた頃から感じていたのは、彼が芸人や芸人の世界が本当に好きなんだろうなあということ。
だから猿岩石でのブレイクから転落、どん底を味わい、相方と別れても芸人を続けてきたんだろうなあと思う次第。
彼の今の毒舌芸は、自己卑下の裏返しであり、そうした芸人への深い愛情に裏打ちされたものであろう。
それでも言ってることは失礼極まりないことに違いはないのだが。
表層的にはまったくエクスキューズのない徹底的な失礼さ加減というところがミソであり、それでいて先に述べたような背景が少し垣間見えると安心できる。

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