SOUL電波2K7 in 愛知厚生年金会館 レポ その2

前のエントリーの続き。
なんか最近はネタバレとか言ってあまり詳しくセットリストとか書かないのがマナーみたいになってるみたいですが、えー、もしこれからこのツアー見に行くって方がみえましたら、とりあえずここでお別れしておきましょうか。

...さあ、そいではいくぞ、怒濤の「SOUL電波2K7」in 愛知厚生年金会館の全貌レポ!
先行した初日のよこすか芸術劇場のセットリストがネットにあがっていたのでそれを参考にあとは記憶を頼りに参ります。

開演の7時JUSTあたりでスクリーンにPVが映し出される。
ニューアルバムから「HEMI HEMI DODGE CRUISING」だ。
ノリのいいこの曲がまるまる一曲流され、会場の雰囲気をいやが応にも盛り上げる。
Vもなかなかキレイでよく出来たものだった。
引き続き、ジャンボジェット機が空をゆくイメージ映像が映し出され、バックに『ジェットストリーム』でおなじみの「Mr Lonely」が流れる中、グレーのスーツで決めたメンバーが次々登場。
いよ待ってました! じらせるね、この野郎!
そして一発目はなんと「El Diablo」。
剣さん登場で朗々と唄いあげる。
渋いけどなかなか気持ちを高めてくれますな、この曲。
続けざまに「スポルトマティック」。
キター!! かなり好きな曲である。詞も最高だし。
「夢の話をしようじゃないかー」
そしてそこからたたみかけるように「GT」!
いきなり会場の興奮は絶頂へ。
3曲目にしてここでこんなに盛り上がってしまって後大丈夫か、と思っていると、キメポーズを作った後、いきなり
「名古屋のみなさん、ありがとー」
とか言って手を振りながら、メンバーがどんどん舞台から去って行ってしまった(笑。
そして舞台は暗転。あのねえ。
苦笑いしながらとりあえず席に座り、アンコールを要求するしかないわな、我々としては。

程なくして、パーカッションの席にボッと暗いあかりが灯り、南国を思わせる音色が奏でられ始めた。
しばらくすると、のっさんを初めとするメンバーがアロハの衣装でぽつりぽつりと再登場。
木管パーカッションの音色に、次第に聴いた覚えのあるイントロが重なっていく。
こ、これは...、「金魚鉢」!
アルバムタイトルにもなったこの名インスト曲が生で聴けるとは!
それがそのまま引き続き「INTRO:SOUL電波」に重なっていく。
そういうわけか。ここからNEW ALBUM『SOUL電波』のコーナーに突入していくというわけだ。
そもそも夏全開のこのアルバムを、この10月以降のツアーで違和感なく演っていくためにも、このセットは必要だったということであろうか。
期待通りにアルバムの初っ端「PLAYBOY革命」に繋がっていく。
いやイキな曲ですな、生で聴くと余計に。
以後、ほぼアルバムの曲順に進行していき、次は「TIKI TIKI TROPICAL KINGDOM」。
そしてここでやっと一発目のMCタイム。
まだ先は長いのでじっくり楽しんでいってください的な。
先は長いって、もうたぶん30分ぐらい経過してますよねえ? やはり噂通り3時間近くやるってことだね?
ここで剣さんが「今日のTIKIは誰にしようかな」と言いつつ、客席前方の客を指さしひもにぶら下がった何か(TIKI?)を手渡していたのだが、あれは何だったのかしら。
後になんかあるのかと思ったら、そのままだったし。

これ以降はちょくちょくとMCを挟みつつ、ショーは進行していくので特にMCタイムと記さない。
続いて「タオル」、「ヒルトップ・モーテル」。「SUNSHINE 888」と曲順通り。
そして「eye catch:8月8日」を挟んで、このアルバムの肝でもある「路面電車」に突入。
スクリーンにはこの歌詞を逐一映像にしたものが映し出され、この内容がまたなかなか楽しい。
「リーゼントの山本さん」も「野菜で動物」も「ゲロッパ」も「ちっちゃなボク」も「柴犬のコロちゃん」もどんどん登場するのだ。
このままPVにしても全然イケル!
次の「バンコクの休日」も、剣さんのバンコク旅行の写真を編集した映像が流れ、目を楽しませる。
しかしこの曲、思った以上にライブ映えのする曲でノリノリになる。
僕の中では何故か「箱根パノラマ・ゴーゴー」と対になってる曲なんだけど。

ここら辺からちょっと順番の記憶が曖昧。
BOMB! CUTE! BOMB!」?「Honolulu BBQ」と繋いだ、洞口信也フィーチャーコーナーが先だったか、リクエストコーナーが先だったか。
会場からのリクエスト曲は、「我愛称」。
これはCKBの曲ではなく、DUCK TAILSの曲といったらいいのか、MOONDOGSに提供した曲といったらいいのか。
とにかく横山剣ソロ以前の曲はいまだ不勉強にて聴いたことがないので、名のみぞ知るこの曲もこの時が初聴。
思い出しつつ唄う剣さんに、古いメンバーが手探りで伴奏を合わせていくところがさすが。
途中ちょっとグダグダになりつつも唄いきる。
もっとも名曲だけにフライデーなんかでもやっていたようで、CKBとしてまったくやったことがないわけでもないようなんだけど。
それから「未完成の曲だけどどっちかひとつだけお聴かせします」と冒頭でPVが流れた「HEMI HEMI DODGE CRUISING」と「モンスター・スピード」の二者択一を迫る。
で、拍手が多かったのは後者。
未完成の曲???って感じなんだけど、ライブでやるにまだ熟成されきってない曲という意味らしい。とてもそんな風には感じなかったが。
「あと20年、時間をください。もっともっといい曲になっていきます」と言って、「そん時ぁ67才だな」と笑う剣さん。
たしかにライブで練れば練るほど活きてくるような曲ですな。
小野瀬雅生ショウもこのあたりだったかな。
NOSSAN'S WORK OUT」、ぎゃんぎゃんぎゅるぎゅるのぎゅわぎゅわでもう痺れまくり。
ギターサウンドにそれほど造詣が深いわけではないワタシだが、これにはもうノックアウトされざるを得ない。
さらにスクリーンに映し出された二頭身のっさんキャラがビリーを踊る様子が可愛らしく、婦女子の方中心に人気が出るものと思われ。

剣さん、よく舌が回ってますの「RISE & SHINE」で、やっと菅原愛子さまの歌がたっぷりめに聴けた後、彼女のリードボーカル曲「SUMMER TIME」に続く。
この曲もいいんですわ。剣様の作曲能力の高さを改めて感じる好ナンバー。
愛子ちゃんの声質にドンピシャってとこもさすが。
続いて初日だった横須賀にちなんでってことで、横須賀ミニメドレーが。
港のヨ?コ・ヨコハマ・ヨコスカ」のイントロから「タイガー&ドラゴン」を途中まで、さらに「ヨコスカン・ショック」をたっぷりめ。
この辺りまだ1?2曲あったりしたような。どなたか補足を求む。
今につながるCKBの原点ともいえる、待ってましたの「発光!深夜族」。
ショワショワショーワの「昭和レジデンス」をちょこっと、それからやったぜ「肉体関係」だ。
これが聴けたのは嬉しい。
そのまま「ベレット1600GT」に続いてこれまた大興奮。
シングルの流れと一緒や?。
冒頭のやりとり付きも感激。ちょっとボソボソっと聞き取りづらかったけど。
結局これが本編(なのか? すでにアンコールでは(笑))大ラスとなり、「バットマンのテーマ」と共にメンバー退場。
ステージ暗転と共に、年齢層の高い聴衆達は、ヘナヘナと椅子に崩れ落ちるようにして、それでも興奮冷めやらぬままアンコールをおねだり。

1回目のアンコールは『SOUL電波』に戻って、「東京から来た女」、「てんやわんやですよ」と続き、そのカップリング「家に帰ろうよ」を唄いあげた後メンバー紹介、そして「木彫りの龍」で締めるという流れ。
ああ、この流れでは「流星ドライブ」やらないんだろうなあ、と思いつつアンコール2回目。
剣さん一人が登場し、卓上のキーボードで弾き語り。
クールスRCの曲を立て続けに2曲、さらに名古屋といえば館ひろし、ということで「朝まで踊ろう」を始めたものの、途中から何故か「涙のイタリアン・ツイスト」に変化。
このあたりオールドファン熱狂って感じでノリノリで体を揺らす人が散見された。
そうするうちに「あ、もうこんな時間に。こんなことしていられない。みなさんをおうちに帰さなきゃ。名鉄はもうなくなっちゃう(笑)」とラスト1曲であることを告げられる。
その大ラスの締めの一曲は、「生きる。」。
新曲にして既に堂々の名曲だが、ライブで聴くとさらに感動が増幅されるね。
声が、曲が、詞がぐわんと体を突き破り、じーんと染み渡ってくる。
もう何度も聴いているが、改めて「いつだって俺がバックについてるんだぜ」のところで、涙腺までもウルウルっと。
揺さぶられるなあ。これが聴けただけでも価値がある。

アルバムのラストソングでもある「RESPECT! OTOSAN」がバックに流れる中、何故かJALの法被を着たメンバーが一列になって客席に挨拶。
後で思えば、冒頭のジャンボジェット機の映像と呼応してるのかしら。旅は終わったということかね。日本にもどってきたと。
そしてにこやかに手を振りながら去っていくメンバー達。
スタッフロールがスクリーンに流れる中、客達も満足げに会場を後にしたのであった。

...ということで、長くなり申した。
次は総じて。

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Comments [2]

>キメポーズを作った後、いきなり
「名古屋のみなさん、ありがとー」
とか言って手を振りながら、メンバーがどんどん舞台から去って行ってしまった(笑。

米米ファンとしては思わずニヤリとしてしまう展開でした。
というのは米米Club解散ライブも
『本編は3曲で終了、後は全てアンコール』だったからです(笑

私と3列後ろで見ていた米米ファンの友人は思わず小躍りしてしまいました。
米米&CKBと活動がカブってるわかばちゃんが鍵を握ってるのか、単なる偶然なのか、
どちらにせよ米米ファンには嬉し懐かしのサプライズでありました。

どもです。

そっかー、このパターンどっかで聞いたことあるなあ、と思っていたら米米がやってたんでしたっけ。
なるほど。

ニヤリでしたね。

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