まあ、休めや。

数日前にそれまでの文脈に対していささか唐突に、「職を賭して」なんて言葉が出てきた時に、あ、このおっさんやっと辞める気やなとはなんとなく思っていた。
とにかくせっせと逃げ道を作り始めたという印象。
もちろんまさかそれが今日とは思ってもみなかったわけだが。

誰もが口を揃えて「タイミングがおかしい」と言う。
明らかにそうなのだ。今であるはずがない、意味がわからない、とそう思う。
もちろんご本人もその周囲もそんなことは百も承知で、その上でこうせざるを得なかったというところに、心の深い闇のようなものを、ギリギリ感を感じる。
もうそれ以上、だったのであろう。
わかってるけどダメ、だったのだ。
朝青龍のハナシといい、そうした空気にまだみなさん不寛容なのね。
そりゃまあ、そうだとは思う。
一国の首相であり、国技の頂点であるわけで、その背にかかっている荷はあまりにも重い。
みんなからかけられている期待(諦めであるにしても)は、尋常でないのである。
だからそんなことを言ってもらっては(やってもらっては)困る、とみんな思うのだ。
寛容にはしていられない。
病気、と一言で片付けるには済まされない状況なのだろう。
でもねー、と思う。
がんばらなきゃいけない人ががんばれなくなっちゃったらとりあえずまず休むしかないんだろうね。
そうしないと負のスパイラルに本人もその周囲も巻き込まれることになる。
そんな気が非常に強くする今日この頃なのです。

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