『ベータ2のバラッド』サミュエル・R・ディレイニー他

ベータ2のバラッド
今更ながらに読了。
表題作は、ディレイニーと思って身構えて読まなくても楽しめる宇宙SF。割と好きだな。
ベイリーは、数学なのでやはり苦手。こちらがワハハと笑って読める才能に欠けている。
ロバーツは、らしい静謐感に溢れつつ、緊迫したサスペンスにも富んだ良作。
エリスンは、思ったよりまっとうな(フツーな)一編ですな。勝手にもっとぶっ飛んでいるのかと思ってた。
カウパーは、実は一番期待せずに読んだのだけど、一番楽しめたかも知れない。ウェルズやワーロック等のタームなしでも十分楽しめる。
ウェルズは、実は初めて読んだかも。じゃあ『タイムマシン』でも読んでみるか。
〈ニューウェーブ短編集〉というには、あまりニューウェーブニューウェーブしてないなあ。編者の独特のニューウェーブ感が照射されてる感じ。それはそれでいいとは思うけど。

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『ベータ2のバラッド』

若島正編出版:国書刊行会(2006/5/30)ジャンル:SF『ベータ2のバラッド 続きを読む

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