『カラマーゾフの兄弟』 ドストエフスキー

カラマーゾフの兄弟 上   新潮文庫 ト 1-9
いやー、一ヶ月強、これにかかりきりでした。
かかりきりといってもいつもの通勤読書の時間だけなんだけども。
決して読みにくいわけではないのだが上・中・下、それぞれ600ページ超、改行あまりなしでぎっしり詰め込まれた濃密な文章。たっぷり読み応えありました。
いわゆる名作に疎い僕の読書経験上、ドストエフスキー読むなんてのは子供の頃、ジュブナイルの『罪と罰』に挫折して以来のことである。
稀代の名作、完全な小説、との評価高く、確かに読んでよかったとは思うものの、期待していたほどの感動や認識の変革などには至らず。まだまだ読みが浅く、若輩者であるが所以であろう。
でもこれで今まで敬遠していた世界の大長編や名作群などに挑戦してみようという心構えはできたけどね。

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