細切れで万博レポ その6

オドロキだが続く。終わりが見えてきたぞ。

夢みる山?めざめの方舟
....うーんと、ノーコメントというわけにはいかないでしょうか....。
まあ、少なくともちょっと家族連れで入るところではなかったなあ、と。家族には大不評。
床面のプラズマ・ディスプレー・パネルを取り巻く、数十体の擬人像群(この時期は犬面)の迫力というか威圧感は凄いのだが、それがまったく動かないと判ったときの失望感は大きい。そういえば、初期に見に行った人からそう聞いたような気もするのだが。
音と光と映像のシンフォニーとして受けとめるべき展示だったわけかあ、と。天井から吊り下げられた巨大な造形も、然り。クライマックスで開くぞ開くぞと思っていると、開いただけで終わりで拍子抜け。
まあ、そうと分かっていれば楽しみ方も変わってくるのだが。造形そのものは非常に好みなわけで。
観客みな釈然としないものを抱えつつ、ゾロゾロ退場、という感じ。

18時少し前、外に出るとまた少し強い雨。
念のため他の企業館の待ち時間を確認。この時点でHITACHIは当日分終了となっている。やっと諦めがつき、外国館観覧に切り替える。結局、ここまで外国館をほとんどまともに見ていない。
キッコロゴンドラに乗り、一気に南のグローバルコモン4に下ることにする。
ゴンドラは快適。薄暗がりの場内を眺めつつの移動は、なかなかオツなもので、子供達は非常に気に入った様子。乗っている時間が短かったのを残念がっていた。

ロシア館
やはりここでは、ロシア館を見ておきたい。
マンモスの全身骨格の標本は、冷凍マンモスより受けが良かった。見栄えもいいしなあ。
キレイな鉱物見本に見とれる次女。宇宙船のレプリカなんかもロシアらしい。
ゆったり落ち着いて見られたという意味でも、帰ってきて後の感想でもっとも評判の良かったパビリオンのひとつであった。

この後でまたも休憩。EXPOドーム前の屋根のあるベンチで、三女が寒くなってきて暖かい物が欲しいというので、くくるのたこ焼き。トイレ休憩も兼ねる。
みんな疲れがたまってきていて、この後は駆け足でめぐることに。

北欧共同館
何故か、子供たちが行きたがっていたパビリオン。学校から来た時に、入って楽しかったということらしい。
ゆるやかなスロープを辿りつつ巡るゆったりした展示。特筆すべきものはないような気もするが、何故か心落ち着く、北欧のイメージが心に刻まれるような好ましいパビリオンだった。

他にもカフェレストラン前で路上ライブが始まっていたベルギー館とか雰囲気に誘われ、もっとゆっくり見たかったのだが、グローバルコモン5に歩いて移動。

エジプト館
ツタンカーメン王のマスクとか棺とかのレプリカが多数展示されていて、雰囲気満点。
なんか博物館に来たぞ、普段見られないものを見たぞという気持ちが盛り上がる。
ここも見てよかったと思える、異国情緒を味わえる万博的満足度の高いパビリオン。

引き続き、グローバルコモン3に移動。
スペイン館
色とりどりの陶器製ブロックによる外観がとても印象的な館。
しかしながら中の展示はあまり印象に残っていない。大聖堂を模した内部の雰囲気は悪くなかったが。

この辺で大体20:00頃。とりあえず観覧はもう良いという事になり、夕食と土産物ショッピングに移る。
全員、北エントランスまで戻る気力がなくなっているし、トラムとかの交通手段もなかなかタイミングよくやって来ない。時間節約のため、自分一人でコインロッカーの荷物を取りに戻ることにして、女性陣はグローバルコモン3から程近い西ゲート付近に残り土産物・夕食を済ます事に。
雨はこの頃には小雨が降ったりやんだりの状態。ゆるやかに上り坂のグローバルループに沿って北エントランスまで行って帰ってくるのにどれぐらいかかっただろうか。20?30分といったところか。道中、夜の万博の雰囲気はたっぷり楽しめた。
西エントランスに戻ってきて、公式記念品ショップで買物をまだ続けている家族に合流。おばあちゃんという強力なスポンサーがいるので子供達はグッズを買いまくり。コラ。
やっと買い終わるともう21:00近い。移動する気力が残ってないので、そのまま1階に降りて夕食をとることに。あ、ここは、ここだけでは絶対飲食すまいと誓っていたフードコートではないか! しかも、三女はラーメンを食べるなどといって、岡本屋のラーメンなどを購入している! まあ、仕方ないか。
自分は、少しでも万博気分を味わうため、2Fのタージマハルのキーマカレーセット。ビールをつけたので、1600円ナリである。ナメとんのか、だがもうヤケクソである。案の定、まったく満足できない味。

一息ついたところで、カモノハシキャラクターがついた袋がもらえるから買い物したいいう長女(まだ買うか!)を連れて妻と三人でオーストラリア館ヘ。後の3人はそのままフードコートで休憩。

オーストラリア館
廻りの他のパビリオンは既に閉まっているところも多かったのだが、このオーストラリア館は結構遅くまでやっているらしい。昼にカンガルーバーガーを買ったレストラン前ではライブが盛り上がっている最中。
この館の展示は大きく3つのパートに分かれる。最初のパートは、真っ暗な部屋に入れられて小さな立体映像を見せられるもので、正直イマイチだが、二つ目のパートのトーテムポールをモチーフにしたモニターパネルが柱状に林立するデータの森はボンヤリ眺めているとなかなか面白い、と思った。
3つ目のパートが巨大なカモノハシの模型がでんと陳列されるゾーン。自由に触れたり座ったりできるというのがいいね。
で、ショップで姉妹おそろいのカモネのTシャツ等を買い漁る長女。

21:40頃フードコートに戻る。もうあまり人は残っていないし、店もどんどん閉まって行く。ガードマンが巡回してきて、早く帰れといわんばかり。
まあ、もう廻れるところもないので、西ゲートから退場。開場早々から閉場ギリギリまでいたことになる。
この西ゲートから駐車場は実は目の前の筈なのだが、関係者通用門となっているらしいため、いったん駐輪場の方まで行きさらに戻ってくることに。これが15分前後の徒歩となり、最後のキツいところ。ウチのチビ達は普段ならもう眠っている時間で、よく頑張りました。

ふう、以上。やっと終わった。
反省点としては、持ち物が多すぎたということ、企業館をトントンと見られたことに気をよくして、外国館見学への切り替えのタイミングを見失い、結果としてあまり外国館が廻れなかったということだろう。

1回限り、と思っていたのだが、これは....。万博って結構ヤミツキになりますね。

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万博(愛・地球博)行って来たよ♪…7回目

さて、今回,当たってしまいました。確かにいつもより少し出発が遅く、クルマで会場 続きを読む

Comments [2]

ですよね!>ヤミツキ

私はまだ4万人という時期に行って、比較的待ち時間なく入れたのではまってしまいました。

それでも見たい「夢見る山?めざめの方舟」。
本当は動かしたかったんですってね。
でも会期中、何回も繰り返し動かして果たして観客は安全か?ということで
考えに考え止めたというような事をTVで言っていたように思います。


ここまで読んできてつくづく『偉いお父さんだなー』って思いました。
「連れてきたんだからいいだろ」って感じでずーっと休憩所で寝てるお父さんもいるのに、
フル回転じゃないですか。
お疲れ様でした。

で、次はいつですか?(笑)

いやあ、偉いお父さんだなんて。
折角行ったらその分フルに楽しみたいという、貧乏性なだけでして...。

>で、次はいつですか?(笑)

実は、明日の夜万博を考えておりまして....。
明日は家族サービスのため有給を取得済み。
すっかりクセに。

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