笑金の現在

笑いの金メダル』がスタートして1年以上が経過しているわけだが、当初の「爆笑統一王座決定戦」というサブタイトル通りのトーナメント式のネタバトルをやめてしまってもうどれぐらいになるのだろうか。
少しずつネタバトルの中に企画コーナーが現れ始め、最初のうちは「有田フライデー」とか「投稿 あなたもヒロシ」ぐらいだったのが、いまやお見合い企画やカラオケ企画などそちらがメインとなり、お笑い芸人のサークル活動的番組になってしまってトーナメントは姿を消し、「金メダル」という番組タイトルの意味はいったい?ということになっておるわけで。
番組タイトルはさておき、番組のイメージキャラクター、ボブ・サップがほとんど出演することないままいないことになってしまっているにも関わらず、フィールドマネージャー:三宅裕司 、フロア主任:上田晋也、フロア係:有田哲平、フロアアシスタント:田丸麻紀、執事:清水省吾という設定は何故か残り続け、その背後で若手お笑い芸人が雛壇に集合して番組が進行する形式は微妙な違和感を醸し出していると思うのだが。

漫才ブームの時の『ひょうきん族』のように、ブームのフラッグシップ的役割を持つ番組は必然的に現れるとは思う。今回のお笑いブームに関しては、『エンタの神様』と『笑金』がその役割を担うのであろう。
『エンタの神様』が若干の軌道修正(字幕の扱いや漫才冷遇の緩和等)を加えつつも初期(フォーマットが固まった時点)のネタ中心というスタイルを堅持しているのに対し、『笑金』はバラエティ色を強めており、シャッフル・ユニット等の企画もあるように、先にも書いたブームの芸人のサークル的番組になりつつあり、これは『ひょうきん族』の持っていたひとつの側面の継承とも云える。
それでもまだネタをちゃんと見せようとはしているところもあり、そのバランスが興味深いところ。
個人的には、ネタばかりでも息苦しい気もするが、サークル企画の比重が高くなればなるほどやっぱちょっとツラいかな。

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