http://www.1101.com/selfbuild/index.html
実は結構最近気付いたのですね、磯氏がこんな連載やっていたこと。
久々に更新されていたのでご紹介。
まさに表題通りの内容なのだが、自邸を建てるにあたって、設計から施工まですべて自分でやってしまおうとしているひとりの建築家を追ったルポである。
今回の写真を見るとやっと形が見えてきたような気もするが、まだ先は長そう。
そろそろ連載開始からも2年近く経過しようとしているのだが、果たしていつ完成するんであろうか。(竣工予定は2009年らしい。)
あと、このブログではうっかり紹介してなかったみたいだけども、「日経アーキテクチュア」での連載をまとめた『昭和モダン建築巡礼 西日本編』が、門外漢にとっても非常に刺激的な本であった。
磯達雄氏は、学生時代からのSF関係における古い知人であり、当時からその才能に恐れ入りっぱなしであったのだが、近年では本業のこちらでの活躍がめざましく、圧倒されっぱなしである。
取り壊しを目前に控えた、戦後から昭和40年代にかけて建てられたモダニズム建築物を、日本全国渡り歩いてルポしているのだが、編集の宮沢氏のプロもかくやと思わせるほのぼのと柔らかくも細密なイラストと、磯氏の相変わらずニヒルでありながら時折ニヤリとさせられる端正な文章のバランスが絶妙。
東日本編もおそらく近くまとめられることであろうが、是非手にとって見て欲しい、のである。