ふうー。やっと読了。
なんか7月になるとドストエフスキーを読んでるような。
昔から名作ものが苦手で、それでも一度は読んでみようと小学生の頃にジュブナイル版を読みかけて挫折したことはよく覚えている。
確か、殺人の場面ぐらいまでは読んだ筈だが、今回読むとその時の記憶のイメージとまったく違うのだが、あれは本当に『罪と罰』だったのだろうか。
ともかく、それがトラウマとなったかどうか、以後いわゆる《名作》ものに手を出すことなく、少年・青春時代を過ごすことになったのかもしれない。
しかし、最後があんな終わり方とは思わなかったな。
いや別に意外な結末、とかそんなことではないんだけどね。
かなり病的なメランコリックな描写に悪酔いしつつも、いささか退屈な場面の合間に時折登場する白熱した対峙シーンには興奮させられたりもして、まあ、山あり谷ありで読み終えた。
また、来年かな、ドストエフスキー。
『罪と罰』ドストエフスキー
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