読んだ本−12月

本年もよろしくお願いします。

と書いたものの、ここを復活させたはいいがなかなか長い文章を書く気分になれずに、相変わらずTwitterに垂れ流すのみの毎日。
DVDを観ては寝落ちするし、本も途中挫折が多い。
読みかけの本が何冊も出来るばかりで、先月読了は4冊というていたらく。

いやあ、今年こそはもろもろエンジンかけていきたいものです。


12月の読書メーター
読んだ本の数:4冊
読んだページ数:1185ページ
ナイス数:14ナイス

物語論 (講談社現代新書)物語論 (講談社現代新書)
作家・漫画家・クリエイターの創作ノートとして興味深い。しかし橋本治の言葉にはいつも様々なヒントが隠されているなあ。
読了日:12月02日 著者:木村 俊介
人生作法入門 (河出文庫)人生作法入門 (河出文庫)
タイトルがいかにもナンだが、別に人生論の本ではなく、山口瞳の単行本未収録エッセイを収めた本。本にまとまった比較的手に入り易い山口瞳のエッセイをあらかた読んでしまった自分には有り難いが、寄せ集め感はあるなあ。というより、なぜ初出の記載が一切ないのかそれが大いに不満。河出文庫たるものなにをやっておるのか。
読了日:12月03日 著者:山口 瞳
キングを探せ (特別書き下ろし)キングを探せ (特別書き下ろし)
堪能した! ずいぶんシンプルな作品に感じるが満足度が高い。熟練の語り口とかなり整理された構成によるものであろう。パターン化しがちな構成に溺れずに謎への求心力を保ちつつ必要なことのみを描ききる潔さにも好感を持った。
読了日:12月09日 著者:法月 綸太郎
殺人者の空 (山野浩一傑作選Ⅱ) (創元SF文庫)殺人者の空 (山野浩一傑作選Ⅱ) (創元SF文庫)
マイオールタイムベスト短編の「メシメリ街道」を久しぶりに再読。恐れていたとおり以前ほどの衝撃は感じない。でもやはり好きな作品。この集はかなり観念的な作品が多く、そうしたものは少し苦手かな。「開放時間」とかそっちの方が好き。
読了日:12月14日 著者:山野 浩一

2011年12月の読書メーターまとめ詳細
読書メーター

読んだ本−11月

先月は読書低調だったなあ。
というかDVD鑑賞も9本と低調。とにかくなんだかよくわからないけど、自分の机の前に座ると寝落ちばかりしていたなあ。
その割に劇場での映画鑑賞は5本と過去最高レベルだったりするのだけど。
本の話に戻ると、積ん読に関してはいまさらどうこう言うレベルじゃ元々ないんだけど、新刊の積ん読がやや増え気味。
古本の積ん読はもう諦めてるのだけど(キニなったものは予算が許せば手当たり次第買ってしまうので、機会があれば読むというスタンスw)、新刊で購入したものに関しては出来る限り消化したいと思ってるので.....。
頑張りますw。

11月の読書メーター
読んだ本の数:5冊
読んだページ数:1495ページ
ナイス数:21ナイス

私のいない高校私のいない高校
物語らしい物語のないこの小説に主人公たる「私」はいないのかもしれないが、作家たる「私」は強く存在していることが感じとられた。退屈といえば退屈なのだが面白いといえば面白い。ヘンな作家だなあ、やっぱりw。
読了日:11月10日 著者:青木 淳悟
ふしぎなキリスト教 (講談社現代新書)ふしぎなキリスト教 (講談社現代新書)
これまでに何度もキリスト教について「お勉強」しようと思って挫折してきたが、この本を読んで「お勉強」でない形で知りたかったことを知ることができた。特に第一部において宗教とはなにかという永年の疑問についても考えるヒントを多々得られた。読んで面白い。
読了日:11月16日 著者:橋爪 大三郎,大澤 真幸
鳥はいまどこを飛ぶか (山野浩一傑作選Ⅰ) (創元SF文庫)鳥はいまどこを飛ぶか (山野浩一傑作選Ⅰ) (創元SF文庫)
「赤い貨物列車」「カルプ爆撃隊」「首狩り」がマイベスト3かな。「X電車」もいいけどね。
読了日:11月23日 著者:山野 浩一
量子力学の哲学――非実在性・非局所性・粒子と波の二重性 (講談社現代新書)量子力学の哲学――非実在性・非局所性・粒子と波の二重性 (講談社現代新書)
物理オンチが読んでも大丈夫かなあ、とおそるおそる読んでみたが、割にスラスラ読める!......と思っていたけど、やはり途中でググッと難しくなる。やはり科学哲学はハードルが高いなあ。
読了日:11月30日 著者:森田 邦久
贖罪 (ミステリ・フロンティア)贖罪 (ミステリ・フロンティア)
手記&告白で構成していく著者得意技はさすがお見事。全体としてはちょっとどうかと思う部分もあるけど、個々の話はよくできていて面白いし、確かに連ドラ向きだわ。
読了日:11月30日 著者:湊 かなえ

2011年11月の読書メーターまとめ詳細
読書メーター

読んだ本ー10月

遅ればせながら先月の読書メーターまとめ。
結局、全然ブログの更新が出来てないね。シネマエレキングの方も溜まりに溜まっているし。
そんなメチャメチャ忙しいわけでもないんだけどなあ。なんとなく落ち着かない。
読書の方もそこそこ冊数いってるようで、読んだ実感としては全然なんだよなあ。
特に小説がなかなか読めない。用意してある本が全然減らないので、次々と出る注目本にもなかなか手が出せないというツラサ。


10月の読書メーター
読んだ本の数:9冊
読んだページ数:2565ページ
ナイス数:16ナイス

プランク・ダイヴ (ハヤカワ文庫SF)プランク・ダイヴ (ハヤカワ文庫SF)
冒頭の2編は余裕で楽しめたが、どうやら「暗黒整数」で調子を崩されたらしく、後はガタガタ(いや作品がではなく、こちらが)。凄いんだろうなあ、と指を咥えつつ、文字の羅列を目で追っていくのみの状態に。出直してまいります。
読了日:10月04日 著者:グレッグ・イーガン
探偵はバーにいる (ハヤカワ文庫JA)探偵はバーにいる (ハヤカワ文庫JA)
どうにもノレなかったなあ、最後まで。とりあえず次作まで評価はお預け。
読了日:10月06日 著者:東 直己
なぜ日本人は世界の中で死刑を是とするのか―変わりゆく死刑基準と国民感情 (幻冬舎新書)なぜ日本人は世界の中で死刑を是とするのか―変わりゆく死刑基準と国民感情 (幻冬舎新書)
死刑廃止論についてこれまでしっかり考えてこなかったのでその考察の一助とするために。単純な気分的には死刑廃止反対であったが、死刑を廃止して終身刑を確立すべしということなら少しわからなくもない。というかそもそも無期懲役が終身刑でないという認識もこの本を読むまではっきり持ってなかったわけだが。
読了日:10月07日 著者:森 炎
日本橋バビロン (文春文庫)日本橋バビロン (文春文庫)
後半、戦後になって親戚関係で少しゴタゴタがあった時の筆致が『夢の砦』を思い起こさせ、ああ、小林信彦の小説を読んでいる、という気分に久々になった。ある種の怨恨をベースにした描写をする時、この作者の筆は精気を帯びる。
読了日:10月13日 著者:小林 信彦
ヤクザと日本―近代の無頼 (ちくま新書)ヤクザと日本―近代の無頼 (ちくま新書)
ヤクザの是非を云々する前にその成立事情を知る上では非常に役立つ概説書ではないだろうか。HOTな話題の芸能との関係もしっかり書かれているし、切っても切れないと言われるその関係がどうして不要とされるようになったかもきちんと書かれている。
読了日:10月15日 著者:宮崎 学
日本ラーメン秘史 (日経プレミアシリーズ)日本ラーメン秘史 (日経プレミアシリーズ)
前作の『無敵のラーメン論』から約10年。ラーメンの各構成要素を解説しつつ多くの店を紹介し、各系統の成り立ちや現状の概況を語り、後半日本全国のご当地ラーメンをおさらいするという内容はほぼ踏襲されている。が、より広く深く書き込まれているという印象を受けた。やはりこの10年でラーメンを取り巻く状況はさらに大きく変わったという認識を新たにせざるを得ない。斯界の第一人者たる著者のラーメンシーンに対する広範な目配りとその該博な知識・経験はさすがと感じ入る。マニアにも一般にも薦められる好著。
読了日:10月25日 著者:大崎 裕史
ポストモダン建築巡礼ポストモダン建築巡礼
ポストモダンは難しいなあw。と建築門外漢は思うわけだが、この本の楽しさは揺るがない。文章、イラスト、写真のバランスと互いの補完関係が絶妙で飽きない。著者の建築に対する愛情と他分野に関する知識の融合もこの本の重要な魅力だ。ちょこっとずつ大切にゆっくりと読み進めたい、そんな一冊である。
読了日:10月26日 著者:磯 達雄
ラーメンと愛国 (講談社現代新書)ラーメンと愛国 (講談社現代新書)
ラーメン本ではなく、ラーメンを軸とした社会論。とはいえ、思った以上にラーメン事情のことをしっかり踏まえて書かれているので、ラーメンファンが読んでもシラケることなく読める。ラーメンをとりまく情勢を少し外から冷静に見つつ興味深い指摘もちらほら。
読了日:10月28日 著者:速水 健朗
カササギたちの四季カササギたちの四季
軽快な連作短編集だが、やや物足りないかなあ。著者に期待するものとしては。ひとつひとつの推理のひっくり返しようがやや弱い。繰り返しパターンの連作形式は良いにしても全部を繋いでひっくり返す何かを期待してしまった。
読了日:10月29日 著者:道尾秀介

2011年10月の読書メーターまとめ詳細
読書メーター

読んだ本ー9月

久々に読書メーターのまとめ。
なんやかや平行して読んではいるのだが、なかなか冊数が伸びない。
いま読書に対する集中力が過去最低になってるような気がしてならない。
面白い本に対しても失礼な読み方になってるよなあ。

9月の読書メーター
読んだ本の数:7冊
読んだページ数:2334ページ
ナイス数:19ナイス

冬の神話 (1966年)冬の神話 (1966年)
四半世紀の積ん読消化。読んだのは角川文庫版だから小林信彦名義になってる。小林の重要なモチーフのひとつである疎開体験ものはこれまで読み残してきた。「流される」を読むために消化していこうと一念発起。綺麗事でまとめていないながらもリーダビリティが高く、重い体験もさらりと読めてしまうところが持ち味であり、また軽く見られてしまうところなのだろう。
読了日:09月01日 著者:中原 弓彦
タイタンの妖女 (ハヤカワ文庫SF)タイタンの妖女 (ハヤカワ文庫SF)
ウン十年振りの再読。読み終わって当時もなんだかぼんやりした印象だったなあ、と思い出す。ヴォネガットはその後好きな作家となったがこの作品に対する思い入れは薄い。基本設定および雰囲気は結構好みなんだけどなあ。
読了日:09月09日 著者:カート・ヴォネガット・ジュニア
東京少年 (新潮文庫)東京少年 (新潮文庫)
第一部の集団疎開編に関しては『冬の神話』に比べ素っ気ない印象。今作も自伝そのものではないと云うが、前作が実体験を文学的に昇華させようと意図していただろうことに対し、そこに主眼はないようだ。第二部から結末に進むにつれ、著者の東京に対する執着の根本が解き明かされたようでなるほど腑に落ちる。
読了日:09月14日 著者:小林 信彦
レヴィナスを読む: 〈異常な日常〉の思想 (ちくま学芸文庫)レヴィナスを読む: 〈異常な日常〉の思想 (ちくま学芸文庫)
出だし取っつき易く快調に読み進めていたのだが、博覧的に各種思想が引き合いに出され、当方がほとんど初心者であるレヴィナスそのものを見失い始めた段階から俄然難解な印象に。後半はとても「読めた」とは云えない状態だなあ。
読了日:09月19日 著者:合田 正人
探偵術マニュアル (創元推理文庫)探偵術マニュアル (創元推理文庫)
導入部から前半にかけては最高に好みで、文章表現ひとつとっても絶賛したい程だったのに、中盤になり仕掛けが見え始めたあたりからどうにも好みから外れて来はじめ最終的には読み続けるのが苦痛になるまでになってしまったのは自分としてもなんとも納得ができない。あの映画といい、例の仕掛けと個人的にはいまひとつ相性が悪いのかもしれないなあ。
読了日:09月22日 著者:ジェデダイア・ベリー
映画×東京とっておき雑学ノート―本音を申せば〈4〉 (文春文庫)映画×東京とっておき雑学ノート―本音を申せば〈4〉 (文春文庫)
週刊連載で大体ざくっとチェックして、単行本はスルー。四年後に出る文庫でじっくり追いかけるというのが僕のこのコラムとのつきあい方。可能な限り続けて欲しい。
読了日:09月25日 著者:小林 信彦
ラジオの魂ラジオの魂
語り下ろし。キラ☆キラのポッドキャストの大半をフォローし、ツィッターのつぶやきを追い、雑誌インタビュー等の記事にもこまめに目を通している自分にとっては目新しい話は特にないものの、現在に至る小島慶子を簡潔に知る上でそのパンチラインがしっかりわかるコンパクトにまとまった本。
読了日:09月26日 著者:小島 慶子

2011年9月の読書メーターまとめ詳細
読書メーター

viva! どんどん庵

たまに昼飯を食べにいく「どんどん庵 金山店」が、少し間を空けた間に「あかつきうどん 金山店」という名前に変わっておった。
中央本線の鶴舞〜金山の高架下にある「山ちゃん」のすぐ隣にある店舗である。
8月8日OPENとなっており、お馴染みの黄色い看板が赤いそれに変わっているが、内装はほぼそのまま。
内容も同じセルフ店だが、そば・きしめん・丼物の提供を廃しうどんオンリー。温か冷かの区別だけ。
天ぷらとおにぎりとのセットで350円と値段を下げてきた。
これ税抜き表示なんで正確には367円なんだけど、どんどん庵だと同じ構成にすると480円以上になるので比べるとかなりお得感がある。
それでは近年隆盛の讃岐系チェーンに値段で負けるので、対抗してきたか、といったところ。
味の方は、今日はころうどん(冷たいうどん)にしたからはっきりとはわからないが、ほぼ同じかなあといった印象。でもうどんの印象がちょっと違ったかも。これは次回温かいのを食べて確かめよう。

しかし自宅の近所の支店も突如なくなったし、四日市方面に行った時は変なロゴの店舗(日清どん兵衛のパクリというかそのまんまの)を見かけたし、「どんどん庵」にいったい何があった? 

「どんどん庵」とは「サガミチェーン」傘下の株式会社ディーディーエーが名古屋市を中心に愛三岐東海三県下に約70店舗を展開するセルフうどんチェーンである。
wikiを見ると会社の設立自体は1997年と最近だが、実質その歴史は古く、僕自身の記憶としては約40年前に今池ユニー内の店舗で食べたのが最初だ。

直営のほかFC店舗の比率がかなり高いようで、各店独自に出汁をとり、一見どこも同じようにみえても天ぷらメニューや一部サービスに店舗毎の特色もある。
今回の事態はいわゆる「FC抜け(フランチャイズの足抜け)」なのかなあ、と想像するわけだが、ファンとしては本体の安泰を望むばかりである。

かように「どんどん庵」のことになると少し熱くなるワタシであることは、古くからのこのブログの読者やTwitterのフォロワーの方なら先刻御承知であろう。
年に数回行われる「どんどん祭り」(うどん一人前が100円になったり、金券500円分等が配られるセール)のたびに騒いでいるアレのことである。
わーわー言ってる割りにはあまり共感を得られていないようなのだが、僕が「どんどん庵」ファンであるのには理由がある。
いわゆる味噌煮込みとかカレーうどんとかではない、昔からの大衆的な「名古屋のうどん」の味がここで味わえるからだ。

「どんどん庵」は立ち食いそば屋がほとんど存在しない名古屋においてそれに変わる存在、つまり名古屋における「富士そば」的な位置にあるといえよう。
このことはすなわち名古屋がそば文化ではなくうどん文化圏であることを如実に示している。

今でこそ当地にも美味しい蕎麦専門店が何軒も存在するが、昔から大衆的なそばはそば屋で食べるものではなく、うどん屋でサブメニュー的にあるのを食べるというのが一般的であったように思う。
公設市場には玉うどん(うどん玉)といって茹であげたうどんを一人前ずつまとめてあるものをガラス蓋のついた木箱に入れてずらっと並べたものを売っており、きしめん、そばも確かにその横に並べられていた(つまり、そばも茹でられたものが玉になっている)があくまでサブ扱い。
このうどん玉、お湯で少し温めて、一緒に売っているおつゆに入れればすぐに食べられるので、お昼の食卓などには良く出されたものである。天ぷらも一緒に売っているので面倒がない。

「どんどん庵」の仕組みもほぼその市場のうどんのそれを踏襲しているといってよい。
店に入るとまず、丼に入ったうどん、きしめん、そば、小盛、大盛等が棚に並べられており、好きな物を各自取る。
次にその麺をテボ(手持ちのついた深い金ざる)に入れ、湯が煮たっている麺茹で機で十数秒温める。
しっかり湯切りをして温まってほぐれた麺を丼に戻し、レジの横に並べられている天ぷら他のトッピング類やおにぎり、飲み物等のサイドメニューをお好みでトレイに載せる。
その時点でレジで支払いを済ませ、その先にある出汁つゆ供給機の蛇口をひねり、好きなだけつゆを入れ、ねぎを加え、お茶や水をとって好きな席に着席する。
そして卓上の一味を振りかけておもむろに頂き、食べ終わったらフードコート同様に食器返却口に自分で戻すというのがこのチェーンのスタイル「セルフシステム」である。

先に40年前に食べたのが初めてと書いたが、子供心にその「セルフシステム」がおもしろく、また市場で買って常に家で親しんでいるうどんの味に近いので、自分には「どんどん庵」は刷り込まれてしまっている存在といっても良い。
讃岐うどんのようにコシが強い麺ではなく、今でこそ改善されているものの悪く言えば昔は団子に近いような、いわゆるソフト麺のような口辺りの柔らかい麺に、ムロアジや鯖からとったと思われる雑味のある出汁に濃いめの醤油で成り立っているつゆの組み合わせは、特にこの地方以外の方には違和感があるようだ。
そういえば、他地方出身のコワモテの某ラーメン店オーナーがあからさまに馬鹿にしていたのを思い出す。「あんな麺」に「あんなつゆ」扱いであった。
でも、その意見はその意見でわかるのだ。
歯をはねかえすような強い弾力の麺といりこ出汁昆布つゆのうどんに馴染んだ舌にはまったく合わないであろう。
文化の違い、である。

しかしそれも崩れてきている、と思う。
玉うどんを対面で売る街の市場はほとんどなくなり、スーパーで売られているうどんの主流は讃岐の冷凍うどんではないだろうか。
確かにあれは保存も利き、扱いも便利だし美味い。
また飲食店も多様化し、先に挙げた複数の讃岐うどんチェーンの進出や関西風うどんなどが手軽に食べられる。
ひょっとしたらいわゆる「名古屋風」のうどんを食べる機会より多くなっているかもしれない。
大衆店ではあるものの「どんどん庵」は、セルフうどん店として決して安価ではない。
さぬきうどんのセルフには一杯100円の店がゴロゴロしているが、「どんどん庵」では一杯280円である。てんぷらひとつ載せておにぎりひとつでもつければ500円に手が届く。無料トッピングの数も少ない(以前は花かつおも無料だったよなあ)。
そのような状況は会社も認識しているのだろう。「どんどん祭り」の開催は以前より頻繁に行われているように感じるし、従来値段が少し高かったころ(冷)を温と同じ値段に下げたり、つゆに関西風の白出汁を加え、従来の赤と選択できるようにしたり、季節毎のメニューを投入したり、名古屋名物のあんかけパスタを提供できる店舗を作ったりと、小さな改革もちらほら見られる。

ファンとしては、とにかく頑張ってくれ、としか云いようがない。
その僕にしたって「丸亀製麺」等讃岐系チェーンの方が総合すれば魅力的にみえる時も多いのだ。
値段を下げメニューを絞った「あかつきうどん」が「どんどん庵」が変身していく姿のひとつの手本となるのか、そうではないのか、しばらく静観してみようと思う。

ナゴヤエレキングブログ、久々に更新を再開させたいと思います。

このブログタイトルでの最後の更新は2年前の2009年4月27日のこの記事でした。
以来、はてなダイアリーに場所を移して「エレキングな日常。」として日記ブログを綴ってまいりましたが、それも2010年初頭、突如それまで十数年間遠ざけてきた「映画・DVD鑑賞」にかぶれたことにより、たちまち映画ブログと化し、2010年夏頃その記事を「シネマエレキング」として独立させたことによりぱったり更新が途絶えてしまうという憂き目に。

そのままずっと読書メーターの転記のみとなり放置してきましたが、ドメイン変更・サーバー移転を期に更新を再開させてみよっかなー、と気まぐれております。
それにあたり、コンテンツを集積させる意味もあって、とりあえず「エレキングな日常。」のエントリーをすべてこちらに取込みました。カテゴリ名がそうなっているものがそれです。

今回、はてなダイアリーからMovableType5にエントリーを移すにあたって、記事のエクスポート、インポートをしたわけですが、いわゆる「はてな表記」という奴が邪魔をしてそのままだと表示が美しくないんで、結局インポート前のデータをエディタでグリグリいじることになりました。 ま、タグの一括置き換えや削除とcss一本追加するぐらいでそれほど大変ってわけじゃあなかったんだけど、普段そんなにMTなりHTMLなりいじってないんでいろいろ思い出さなきゃいけないことがw。 今回拾ってきて使わせて頂いているスタイルは、スマートフォン表示にも最適化されているようなので、Twitterからお越しの方も安心。

ここ数年はネット上では主にtwitterに生息しており、140文字以上の文章がかけるかどうか非常に疑問ですが(「シネマエレキング」もtwitterのつぶやきを引き延ばしてるだけw)、ま、古いお付き合いの方はこれまでのように長ーい目で見て頂いて、ひとつ今後ともよろしくお願い申しあげます。

つか、シネマエレキングも10本ぐらい更新が溜まってるんだけどな!

あ、新装開店にあたって「プロフィール」と「名古屋エレキング倶楽部について」も久々に手を加えておきましたので、ご覧頂ければどんな奴か、どんなことをやってきたかおわかり頂けるかと思いますんでそちらも是非。

続きを読む

そろそろここもなんとかしないとなあ。

2月の読書メーター
読んだ本の数:8冊
読んだページ数:2717ページ

日本のセックス日本のセックス
前半はかなりエグし! まあそこそこに飛ばし読んでいたのだが、後半質感が変わる。帯に「法廷サスペンス」とあるが、まあそうなんだろうけどそれが主眼でもなかろうとも思う。全体的に前作より個人的には読ませると思うし、お得意のサブカルトリビア的なトピックもうまく咬み合っていると感じた。
読了日:02月08日 著者:樋口 毅宏
瘡瘢旅行瘡瘢旅行
このリーダビリティの高さは特筆に値するよなあ。今作は同棲中の話が中心で、日常的かつどうしようもないやりとりがドツキ漫才のように繰り返される。これまでの賢太読者にとっては予定調和の世界でもあるわけだが、この居心地の悪さが居心地良くなっている。
読了日:02月08日 著者:西村 賢太
無間人形―新宿鮫〈4〉 (光文社文庫)無間人形―新宿鮫〈4〉 (光文社文庫)
十数年振りにシリーズの読書を再開。骨太のエンターティメントに満足。でも厚い割にそこまで人物造形に深みが無かったような気も。
読了日:02月13日 著者:大沢 在昌
新・人間コク宝新・人間コク宝
ボリューム満点。軽く読めるインタビュー集、とはとても言い難く、当然そこがいいところ。いかにもヒトクセありそうな人じゃない方の人が記事として面白いものに仕上がっているような気はするなあ。
読了日:02月13日 著者:吉田 豪
東京ポッド許可局 ~文系芸人が行間を、裏を、未来を読む~東京ポッド許可局 ~文系芸人が行間を、裏を、未来を読む~
「手数」論、今となっては人口に膾炙した考え方になっているが、さすがに元祖、きっちりした考察で具体例にいちいち頷かされる。あとR-1に対する違和感を表明する「ピン芸人=素数」論も目ウロコ。
読了日:02月18日 著者:マキタスポーツ,プチ鹿島,サンキュータツオ,みち
これからの「正義」の話をしよう――いまを生き延びるための哲学これからの「正義」の話をしよう――いまを生き延びるための哲学
ちょっと時間かけ過ぎちゃったな...。最初は実におもしろく読んでいたのだが。うん、でも読みやすいと思う。
読了日:02月18日 著者:マイケル・サンデル
天のろくろ (1979年) (サンリオSF文庫)天のろくろ (1979年) (サンリオSF文庫)
その昔、先輩にル=グインだけどディックみたいだよと教えられたことをふと思い出した。確かに大枠の傾向としてはそうなんだけど、それだけにディックの現実崩壊感との違いが如実に意識された。なんてーか、マジメ、というか。異星人との絡みにちょっとユーモアじみたものを感じるが、それも翻訳の所作かもしれない。
読了日:02月21日 著者:アーシュラ・K.ル=グイン
ペンギン・ハイウェイペンギン・ハイウェイ
クライマックスのイメージがひとつの肝だと思うのだが、なんとなくペンギンキャラのファミコンゲームを思い浮かべてしまったり。味わいはあるのであまり否定したくもないのだが、個人的にはあまり面白いとは素直に思えなかったかな。悪くはないんだけど。
読了日:02月22日 著者:森見 登美彦

読書メーター-----
EXTENDED BODY:

いやあ、読みかけの本がなかなか減らない。11月頃から読みかけてるのも数冊w。

1月の読書メーター
読んだ本の数:8冊
読んだページ数:1931ページ

板尾日記5板尾日記5
出た時に拾い読みをしていたが、通して読むとまた格別の余韻が。多方面にわたる順調な仕事ぶりに時折挟まれる家族の幸せの様子が一転。何度読んでも心が痛い。淡々とした描写がそれをまた増幅させるんだよなあ。
読了日:01月09日 著者:板尾 創路
二度はゆけぬ町の地図 (角川文庫)二度はゆけぬ町の地図 (角川文庫)
この短編集には、彼が偏執的に愛する藤澤清造絡みの話はほとんど出て来ず、それより過去の話、彼の青春時代の話が中心だ。まさに表題通りに、生き恥をさらした若き日々の様子が相変わらず赤裸々にあっけらかんと語られている。偽悪的な計算なのか、天然なのか、苦々しい本心なのか。まあ、そのすべてであるのだろうなあ。
読了日:01月11日 著者:西村 賢太
年齢学序説年齢学序説
本人も「妄想」と韜晦する「年齢学」は確かに興味深くはあるが、逆に自由な語り口への足かせになっているようにも感じた。経験と確かな審美眼を軸に語った芸人論が面白いだけにもっと伸び伸びとした展開を望みたかった。なかでもFUJIWARAへの尊敬と愛情溢れる一文やラストの自分の転換点を語った一文が特に面白かった。
読了日:01月12日 著者:博多 大吉
銀河ヒッチハイク・ガイド (河出文庫)銀河ヒッチハイク・ガイド (河出文庫)
今、猛烈な置いてけぼり感を味わっている。ブリティッシュ・ジョークと聞いてイヤな予感はしたんだよなあ。サクサク読んだし楽しめるところもあったんだが、どちらかというと苦手。映画版見てみよっと。
読了日:01月13日 著者:ダグラス・アダムス
乱れからくり (角川文庫)乱れからくり (角川文庫)
大技ひとつでドカンというよりかは小技の積み重ねで成り立っており、その謎がひとつひとつ丁寧に解かれてゆくのが心地よい。旧版で読んだがリバイバルコレクションなんて出てたんだね。
読了日:01月23日 著者:泡坂 妻夫
パルプ (新潮文庫)パルプ (新潮文庫)
ディテクテヴ・ストーリーの枠組みを借りつつもそんな枠組みをものともせずに打ち破る。格好いいというかお間抜けというかいずれにせよ確信犯で、中原昌也の作品を読んだ時のようなはぐらされ感ずらされ感が素晴らしい。
読了日:01月27日 著者:チャールズ ブコウスキー
きことわきことわ
幻想方向に必要以上に踏み込まないところが上品なところなんだろうなあ。そういうセンスも良いしいろいろ巧みだなあとは感じたものの個人的にはハマりませんでしたな。
読了日:01月27日 著者:朝吹 真理子
小銭をかぞえる小銭をかぞえる
芸術的な「卑しさ」で相変わらず素晴らしいのだが、ここまで順番に西村賢太を読んできた者にとっては予定調和の展開ばかりでもあるところがなんとも。
読了日:01月30日 著者:西村 賢太

読書メーター-----
EXTENDED BODY:

すっかり忘れておりました。
一応ポスト。
12月の読書メーター
読んだ本の数:8冊
読んだページ数:2713ページ

スティーヴ・フィーヴァー ポストヒューマンSF傑作選 (SFマガジン創刊50周年記念アンソロジー)スティーヴ・フィーヴァー ポストヒューマンSF傑作選 (SFマガジン創刊50周年記念アンソロジー)
「引き潮」は確かに飛び込んでくるけどそんなにいいかなあ。僕は「ローグ・ファーム」が結構好きかも。SF的に高度な作品多し。
読了日:12月01日 著者:グレッグ・イーガン,ジェフリー・A・ランディス,メアリ・スーン・リー,ロバート・J・ソウヤー,キャスリン・アン・グーナン,デイヴィッド・マルセク,デイヴィッド・ブリン,ブライアン・W・オールディス,ロバート・チャールズ・ウィルスン,マイクル・G・コーニイ,イアン・マクドナルド,チャールズ・ストロス
リア家の人々リア家の人々
形骸化する家父長制の家族で暮らす父と三人娘とその周囲の人間の心の動きの機微と、戦後から昭和40年代前半にかけての社会の大きなうねりとをまったく同じ手つきで見事に描き出す。どちらが主でどちらが従でもない。橋本治にしか書けない小説。彼がこの三部作を経てどのステージに進むのか楽しみだ。
読了日:12月07日 著者:橋本 治
NOVA 3---書き下ろし日本SFコレクション (河出文庫)NOVA 3---書き下ろし日本SFコレクション (河出文庫)
#nova3 なんといっても瀬名秀明「希望」だろう。久々にSF読んで感動した。全部理解できたとはとても云えないが伝わってくるものは計り知れない。長谷敏司の「東山屋敷の人々」も好み。硬軟とりまぜつつもなんとも凄いアンソロジーになってきたなあ。
読了日:12月12日 著者:大森 望
贋食物誌 (中公文庫 よ 17-12)贋食物誌 (中公文庫 よ 17-12)
書名に「贋」とあるように、各タイトルに「食物」の名前が掲げられているが、内容はグルメエッセイの類ではない。ま、そのまま食べ物の話になることもあるが、「食物」の名前をサカナにした自由闊達なエッセイである。夕刊フジのVS山藤章二のシリーズは筒井康隆の『地獄の沙汰も金次第』を嚆矢として大好きであれこれ読んできたが、エッセイとイラストの丁々発止が楽しい。吉行のこのシリーズはその部分がいささか弱いかな。山藤章二が一方的におちょくってる感じで、吉行の返しが物足りない。
読了日:12月15日 著者:吉行 淳之介
KAGEROUKAGEROU
取り巻く雑音が多すぎるのはこの本にとって不幸なことだなあ、と思いつつも、その雑音のおかげで多数の人が手に取ることができたわけで一概にそうとも云えないのかしら。この本自体に巻き付いている帯の文句からして既に充分雑音なわけで、それらを無視したいものだ。比較的好意的に読めた。手触りもいいし、細部もよく考えられている。ただ後半もう少し丁寧に進めたいところだった惜しいなあと思う。万人に勧めようとまでは思わないが、興味を持った人なら臆さずに読むといいと思う。すぐ読めるし。
読了日:12月16日 著者:齋藤智裕
竜が最後に帰る場所竜が最後に帰る場所
恒川光太郎よどこへ行くと思った時期もあったが、このところさらに作家性を極めつつあり、どれも読み応えのある傑作短編集。この世の一枚裏側の世界を描かせたらピカ一の腕。「鸚鵡幻想曲」の崩壊感にシビレつつ二段構えの物語構成に目をパチクリ。
読了日:12月21日 著者:恒川 光太郎
俺俺俺俺
不条理実存サバイバル小説なんてまとめ方をすると怒られるだろうが、大変面白く読んだ。前半はかなり好き。後半はちょっと堂々めぐり気味で若干しつこい印象が残ったのが残念。
読了日:12月25日 著者:星野 智幸
Kitano par Kitano 北野武による「たけし」Kitano par Kitano 北野武による「たけし」
たけしの言葉が翻訳調で語られてるのはもちろん違和感あるのだが、内容はとても興味深い。そしてかなりボリューミー。北野武の特異な人間像を浮き彫りにするインタビューとしては労作だと思う。アンビバレンツな死生観が興味深い。
読了日:12月28日 著者:北野武,ミシェル・テマン

読書メーター-----
EXTENDED BODY:

依然低調ですねえ。
雑誌とかもあまり読めてないし。

11月の読書メーター
読んだ本の数:5冊
読んだページ数:1662ページ

ストロベリーナイト (光文社文庫)ストロベリーナイト (光文社文庫)
安心して読める感じ。井岡のキャラクターとかちょっと違和感があったのだが、そこをうまく活かしており巧いものだなあ、と。ドラマ映えがするストーリーなので、ちょっと観てみようかな。
読了日:11月09日 著者:誉田 哲也
人間小唄 (100周年書き下ろし)人間小唄 (100周年書き下ろし)
短歌解釈のあたりはなかなか読み進めにくかったのだが、後半に入りまさかのラーメン屋経営文学となった辺りからドライブがかかり一気に読了。現代批評っぽい部分を差し挟みつつも基本はなんだかわからず、技巧に走った部分も自分で茶化すあたりは真骨頂。
読了日:11月11日 著者:町田 康
電子書籍の時代は本当に来るのか (ちくま新書)電子書籍の時代は本当に来るのか (ちくま新書)
現時点での電子書籍を巡る状況に対する冷静な分析。おもに出版の側面に関してのもの。グーグルの例の件に代表される電子書籍化と著作権の問題はよく語られているが、将来の図書館像や再販制との絡み、ニュースの有料化傾向などについては改めて詳しく知ることができた。技術だけじゃないんだよね、この手の問題は。
読了日:11月15日 著者:歌田 明弘
エステルハージ博士の事件簿 (ストレンジフィクション)エステルハージ博士の事件簿 (ストレンジフィクション)
あちらこちらで迷子になりつつも(「なりかけつつ」ではなく「なりつつ」。帰ってこられなかったままのものもしばしば)途中でやめられない。正直、苦手だという気持ちも一方ではありつつ、好みだと強く感じるアンビバレンツな感情を孕みつつ静かに読み終えた。最後の2編はご褒美かのように読み易く感じた。2編目が好きかなあ。でももう詳細は忘れたw。
読了日:11月24日 著者:アヴラム・デイヴィッドスン
ラム・パンチ (角川文庫)ラム・パンチ (角川文庫)
話自体はたいした筋ではないので、会話とかキャラにノレないとイマイチ。『ザ・スイッチ』からして彼らにはいまひとつノレなかったんだよなあ。タラの映画観てみよっと。
読了日:11月24日 著者:エルモア レナード

読書メーター-----
EXTENDED BODY:

このページの上部へ

姉妹サイト

シネマエレキング
映画観た記録をだらだらと。

サイト内検索

タグクラウド

  • 705NK
  • J POP
  • JAZZ
  • JPOP
  • PC
  • ROCK
  • SF
  • TV
  • うまい店
  • ぶらり
  • クレイジーケンバンド
  • ゲーム
  • ノンフィクション
  • マンガ
  • ミステリ
  • 名古屋周辺レジャー
  • 名古屋街ネタ
  • 名盤
  • 日本文学
  • 海外文学
  • 爆笑レッドカーペット

最近のコメント