事前に復刊ドットコムのサイト上で出るという情報は得ていて楽しみにしていたのだが、店頭で見るまですっかり忘れていた。
嬉しくなって、少々高いのだが発作的に買ってしまった。
サイト上で買えば特典の小冊子が貰えたと気付いたが、後のまつり。まあ、いいか。
CDで云うところのいわゆるウルトラレアトラックスであり、70年代からこの10年代の広い年代に渡る珍しい作品が集められている。
それなりのファンのつもりでいるが、初めて見かける作品が大半を占める。
一方で懐かしく思い出す作品も含まれ、繰り返し眺めて悦に入っている。
吾妻ひでおの場合、この長い年月それほど画のクオリティに差がないように思う。確かに80年代後半から90年代にかけてはやや雑かなあ、という傾向が見受けられるものの、それはそれで味があるし、70年代のやや拙さが残った線の感じも師匠の板井れんたろうテイストなども感じられて好きである。
『ふたりと5人』以降、自分が吾妻ひでおに改めて出会ってノックアウトされたのはやはり『不条理日記』なのだが、以来、うすーくファンを続けてきながら、いまひとつ胸を張れない部分がひとつある。
それは「ロリ絵が苦手」という自分の嗜好性である。
ロリコン嫌いの吾妻ひでおファンなんて、ある意味、マグロ嫌いの寿司好きのような気がしないでもない。
これは吾妻ファンとしての弱点、といっていいのではないか。
(だからなんとなく『陽差し』とかも読んでないんだが、それはやはりなんか間違っているようにも思う。)
これを機に、平等な目ですべての作品に接したい。
