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『嫌われ松子の一生』(2007)監督:中島哲也

2010年06月12日 / 好み度Aランク / 元記事

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(2006/11/17)
中谷美紀瑛太

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のっけからぐいぐい掴まれて引きこまれ目が離せない。
いやあ、オレ、大林宣彦好きなわけだから、当然中島哲也も好きになるわけだわ。
ものすごく乱暴な言い方になるけども。
だからミュージカルシーンだろうが、極彩色の映像だろうが、なんら動揺しない。
題材としてはまったく好みではない内容なのだが、それをここまで料理してくれるとは、ちょっと予想以上だった。
トルコ勤めや刑務所での生活など暗く湿っぽくなりがちなシーンをそれぞれ一曲のポップソングのうちにミュージカル化してコンパクトに見せるなんて発想はいったいどこから出てくるのだろうか。
惜しむらくは後半、少々冗長になってしまったところ。
あの前半のテンポのままに突き抜けてくれれば、10~15分は短くなったのでは、と思うぐらい。
同じシーンを視点を変えて2度見せる手法がたびたび使われていたが、思ったほどの効果も意味もないような。それだけでも随分カットできる。
が、とにかく先日見た『下妻物語』にもひけを取らない力作であり、非常に感心した。
ここまできたら『パコと魔法の木』も見てから『告白』に行くとするか。