![]() | キャプテン・アメリカ [DVD] () 不明 商品詳細を見る |
うーん、楽しく観たし面白くないわけではないんだが、誕生編的要素およびアヴェンジャーズ前日譚的要素が強すぎて一本の映画として芯が弱いというか物語にうねりがない。 これはこの映画の成立事情を考えると仕方ないのかなあ。 主演のクリス・エヴァンスも悪くないと思うし、個人的にはヒロイン役のヘイリー・アトウェルに結構ハマった。 というのが第一印象。 ただこれは僕が無意識のうちに、この映画にもっと単純なスーパーヒーロー物としてのそれを求めていたからかも知れない。 どうもこの監督はそんなものを嬉々として描こうとしていたわけではないようだ。 それは、物語中盤のキャップが戦意高揚/国威発揚の為の軍のキャラクターとしてドサ周りをするというシーンが印象的に描かれていることからも推測すべきことだったかもしれない。 日本でこそ一般にあまり馴染みがないかもしれないが、キャプテン・アメリカといえば既にある種のiconを獲得した古典的なアメリカン・ヒーローなわけで、ある種の政治性さえその身にまとってしまっている存在といえよう。 その映画化にあたり、周到に各所に配慮しつつバランスを取り、控えている『アベンジャーズ』というお祭りに参加させるにあたり、その誕生に焦点を絞ってこのヒーローの意味合いを再生させたというのが今作なのかな。 そう思えば納得ができる。 ただそれだけに、主人公がキャプテン・アメリカというヒーローに価することを証明するエピソードがいささか弱いのはやはり気になる。 何故、彼が選ばれたのか? ということ。 軍隊における旗のエピソード、あれなんか誕生秘話としては相当ショボイと思うんだけど、どうかね。
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