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この歳になってやっと見始めたクロサワもこれで5本目。 「藪の中」が原作となっていることは知識として知ってはいたが、それが「羅生門」とどう繋がるのかが曖昧なまま見始めた。 今年公開の映画でいえば「告白」同様、語り手によって事実がくるくると変わるという趣向。 単一視点によらない物語の進行が、観客にミステリアスでサスペンスフルな興味を与えてくれるはず。 しかし、すべてが冗長に感じてピンと来ず。 冒頭の志村喬と千秋実のやり取りからして、いささかくどく感じる。 若きミフネの野性的な動きや表情は相変わらず魅力的だが、全体にたっぷり取られた間も教訓めいたラストも今の自分にはしっくり来ないようだ。 初めてクロサワ作品でつまずいた感じ。ここまで見てきた4作品はどれも飛び抜けて面白かったので。 そういえば、とふと感じたのは、僕が芥川とは昔からあまり相性が良くないということ。 文豪と呼ばれる人達の作品の中でも芥川作品だけはどうもピンと来ないケースが多いのだ。 そのせい、ということにしておこうか。
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いるか(11/16/2010 01:31:12)
こんばんは。
CSの日本映画専門チャンネルで、黒澤明生誕100周年特集が組まれていて、1年間、毎月2,3本流れてます。
今月は「蜘蛛巣城」「隠し砦の三悪人」見ました。ミフネさん、命にかかわるようなことやらされててすごいですねぇ。
羅生門は、一つの事象を複数の人物の異なる視線で描くスタイルを生み出したのが偉大ですね。
そういえば西川美和の「ゆれる」も羅生門スタイルじゃないでしょうか。
あと黒澤作品はどれもそうですが、モノクロが異常に美しかった覚えが。なんか全体的にコントラストが強いですよねこれ。