伊坂幸太郎の小説は、おそらく出ている7割がたぐらいは読んでいると思う。
この『ゴールデン・スランバー』も評判になったし、出た当初読んでいる。
映画化された作品を観るのはこれが初めてとなる。
監督は伊坂原作の作品を既に他に2作も撮っている中村義洋。それらもこの先観ることがあるだろう。
で、実はこの原作を読んだ時の感想は微妙だった。
細やかによく書き込まれているし、まずまず楽しく読んだに違いはないのだけど、何かが物足りない。
小ネタはいくつか綺麗にキマッているが、大ネタと呼べるものがなあ、という感じ。
この映画、その原作におおよそ忠実に映画化されていると思う。
なかなかうまく各要素を取り込んでおり、それだけにこじんまりまとまりすぎてるきらいがあるが、見やすくまとまってはいるとは思う。
なかなか映像化向きの作品ではあったなあ、とは思うものの、ストーリー自体に感じた物足りなさが解消されているわけではない。
特に「WHY」の部分を追っていこうとすると、キツいものがあるね。
あとは箇条書きにて失礼。
○永島敏行、なにやっとんねんという(笑)。こういう役をやりますか、あの人。
○通り魔のキルオ役の役者がいい。濱田岳か。他の中村監督伊坂作品にも出ているようだ。wikiを見ると、伊坂が彼をあて書きしたと書いてあるなあ。
○伊東四郎、でんでん、ベンガルが脇を固めて非常にいい味を出しており、平板になりがちなこの作品に深みを与えていると思う。柄本明はいつも通り。もちろん悪くないけど。
○堺雅人も巻き込まれ型主人公としてはなかなかイイ線いってたと思う。
○劇中で流れる「ゴールデン・スランバー」は斉藤和義が唄ってるのか。原曲はやはりムリだったんだね。