
古川日出男を読むのは2冊目。
この作品はイラスト頁を除けば100頁に満たない小品。
先回読んだ『サマーバケーションEP』と印象は同じで、日常の世界と寄り添うようにして存在する狭間の世界が描かれる。
で、同様に正直ピンと来ないのだ、僕には。
評判作をまだ全然読んでないので、評価はそれからにするけど。
『僕たちは歩かない』古川日出男
- 本のコト
- 日本文学
ここのところ読んでいた本。
どうせネタもないし、今度からもう少しこまめに書こうかしら。
『死の棘』島尾敏雄
少し前から読みたいなあ、と思い続けていたのでやっと。
こんな生活や境遇はまったく身に覚えはない筈なのだが、それでもリアルにある種の既視感を伴って僕自身に迫ってくるのは、これが私小説であるからということだけでは説明できない。
もうそこは描かなくてもいいんじゃないかと思うぐらいしつこい程の描写が、重たくもあるがそれこそがこの作品の凄味。

『読書会』山田正紀・恩田陸
両作家とものあまりいい読者では無いはずなんだけど、なぜこの本を読んだかというと、図書館でたまたま手に取ったという理由。
気になる作家なんだけど、読んでみるといまひとつしっくり来ない。でもその膨大な著作群がやはり気になり続けているという、そんな二人なんです、僕にとって。

『痴人の愛』谷崎潤一郎
日本文学のお勉強シリーズ。
学生時代の講義に使われた時は題名からくる先入観からまったく読む気がしなかったことを思い出すが、いまやそんなことはない。
どろどろした話というその先入観はあっさりと裏切られ、軽妙でさえある流れるような筆致に身を委ねて読了。

『乱歩と名古屋』小松史生子
あ、これ別エントリー立てようと思っていたのだけど、まあいいや。思い直せばそんなに書くことがない。
『猟奇の果』を読んだときに馴染みある鶴舞公園近辺が出てきたのを記憶していたが、どうも乱歩作品で名古屋が出てくるのはここだけらしい。
名古屋に縁がある乱歩にして、これはいったいどういうことか、といったところから説き起こしているので、興味を持って読んでみたのだが、その興味を満たすほどの内容ではなかったかな。

『エンパイア・スター』サミュエル・R・ディレイニー
ベスター『ゴーレム100』の予習として『コンピューター・コネクション』を引っ張り出してきて読み始めたのだが、なぜか突然ディレイニーが読みたくなり、結果として先月読んだ『パルムの僧院』の復習とまだもすこし先のはずの『ダルグレン』の予習をしてしまったらしい。
というか、マイベストSFの20年ぶり以上の再読となったわけだが、いまひとつしっくり来なかった。初読のときは感激してしばらく放心状態だったような記憶もあるのだけどなあ。
潜在的に持っていたかもしれないマルチプレックスな見方まで失ってしまったということか。
エンパイア・スター (1980年)サンリオSF文庫
というわけで、『コンピューター・コネクション』と『罪と罰』はじりじりと読み続けています。
さらに読む予定の本が控えているというのに、今日も図書館で6冊借りてきちまった。

先週だったかのMステで取り上げられていて、やはり気になっていたアルバム。
順に寸評をば。
1. さらば恋人/山崎まさよし
山崎まさよしは何を唄っても山崎まさよしの曲みたいになってしまうんだなあ。ハマっているといえばハマっているということなんだけど。
2. ブルー・ライト・ヨコハマ/柴咲コウ
柴咲の声って歌になるとあまり特徴ないなあ。グループ魂とのヤツみたいにセリフだとピンと来るけど。アレンジつまらん。
3. たそがれマイラブ/徳永英明
徳永ってあまり得意じゃない方なんだけど、これはいいね。この曲ぐらいだとあの声もいささかCOOLに聞こえる。
4. セクシャルバイオレットNO1/つんく♂
なんか予想通りの感じでそれ以上でもなく。原曲は大好き。
5. 人魚/BONNIE PINK
期待してたんだけど、意外にツマラナイ。実は原曲もそんなに好きじゃないんだよなあ、世の評価よりも。
6. お世話になりました/ET-KING
これぐらいにヤッチャッてくれちゃった方が楽しくていいよね。盤中マイベストかも。
7. 飛んでイスタンブール Homme/秋川雅史
のーこめんと。
8. 魅せられて/島谷ひとみ
島谷ひとみも実はどちらかというと苦手。いかにも島谷らしくラテン演歌版ジュディ・オングといったところ。
9. 夏のクラクション/ゴスペラーズ
ゴスペラーズもちょっと苦手なんだよなあ。まあ、これは可もなく不可もなく。
10. 真夏の出来事/melody.
大好きな原曲なんだけど、平山みきっぽさを廃して徹底的にmelody.ぽくしてあるところがいいんじゃないの。カバーとしては悪くない。
11. 木綿のハンカチーフ/草野マサムネ
歌詞は声質に合ってるね。ただ曲調にのりきれてないような気がするのはナゼ。
12. また逢う日まで/クレイジーケンバンド
待ってました。ライブでは定番のようだし、カバーというかまるで持ち歌のようだ。
ということで、期待した割にイマイチかな。
会社のドメインサーバーの移設で午前様。
せっかく心機一転、ブログ書こうと思ってたのになー(ホントか)。
移設そのものはうまくいかないまま終了。実は土曜日に続き2度目のチャレンジだったのだが、どうもひっかかる。
直接のネットワーク管理者ではないので詳しくはわからないが、つまりは以下のような状況。
家のお父さんがオンボロになってきたので新しいお父さんを迎えようということになって、いったん子供達にみんな「お父さんばいばいー」とさせて、古いお父さんを引退させると同時にそれに似せた新しいお父さんを連れてきて「こんにちはー」とさせたのだけども、子供達はやっぱり「お父さんが違う」ということになって、これまで同様の付き合い方ができない。それでは生活できないので、しょうがなくまた古いお父さんを連れてきて「こんにちはー」と今まで通りの生活をさせるしかなかった。
とまあこんな感じ。
わかるでしょうか、わからんよねえ。
ひょんなことで呼び出され、そこへ向かうために久々にタクシーに乗る。
六十代の年配の運転手で、とても話好きそう。
昨日の地震のことから自分の団地の水害対策のことまで。
それでも押しつけがましくない話し方だったので、ふむふむと話を合わせつつ聞いていた。
さらに話はタクシー運転手になる前に起きた事故で生死を彷徨った話となり、いまはボランティアで地域の老人介護のマネゴトをしていたり、和太鼓の倶楽部に入って近所のバーサン連中にモテモテであることなどまで、思い起こすとよく短時間であそこまで話が聞けたなあと感じるほど。
次の交差点の手前で、と頼むと、ではメーターをここで止めます、とオマケまでしてくれる。
いやあ、聞き上手というか話され上手だなあ、と思うときはあるね、オレ。
『赤朽葉家の伝説』桜庭一樹
- 本のコト
- ミステリ

『赤朽葉家の伝説』桜庭一樹
遅ればせながら読了。
リーダビリティは高い文章なんだけど、なんだかゆっくりゆったり読んでしまった。
期待に違わぬ佳作で堪能できた。
物語物語した作品かと思いきや、「時代」というものに対する著者の視点が一本筋を貫いており、そちらの部分でも感じるところがある。
基本的には落ち着いた筆致で書き継がれる年代記は、時折『ライト』な面を覗かせたりもするものの、バランスを崩すまでには至らず、多彩なキャラとエピソードで飽きずに引っ張られる。
後半、ミステリ的な部分が少し顔を出すが、それが軸となるわけではなく、物語の締めくくりに色を添えるといった感じ。
その部分で、これまで語られてきた世界に対し、「揺らぎ」が一瞬生じるのだが、その「揺らぎ」もまた軸となることはない。
それでいて、その「揺らぎ」の方に視点をおいた「読み」もできるのかなあ、と思わせる含みも残されてはいるような。
「真っ赤な嘘」と云うように。
明日発表される第137回直木賞の候補作となっている。
台風一過。
午後から、義母と長女を拾って、金山方面に買い物。
アスナルにちゃんと初めて行った。それなりににぎわっているのだなあ。
オアシスより使いやすい感じ。
その後、イオン熱田へ。
毎度のことながら駐車には苦労するが、今日は出入り共スムーズに行った方かな。
夕食は、長女の希望で焼肉ということに。
先々週行ったばかりだが、あみやき亭へ。今度は円上店。
先回、長女は行っていないので、そんなことになるのでは、とうすうす思ってはいたが。
焼肉屋とか、行かないとなると全然行かないので、頼むべき量が感覚的にわからなくなって失敗することが多いのだが(大抵は多く頼みすぎる)、今回は前回行ったばかりなので、ちょうどいいぐらいの注文量でみな満足。

